大樹のほとり

自作小説を掲載しているブログです。

2011年04月

ヤンキーに尻穴を壊されるお嬢様

※ スカトロ要素注意

一人の女が這うような姿勢で尻を掲げていた。
手は後ろに括られ、口には悲鳴を殺すべくシャツを千切った猿轡が噛まされている。
場所はどこかの廃ビルだろうか。
割れ窓から漏れるかすかな光を照明に、小汚いソファやテーブルが並んでいる。
女はそのソファのひとつに頬を乗せているのだった。

美しい女だ。墨色に艶めく髪やツヤのある肌。
すらりとしながらも部分部分が肉付く余裕ある身体つきさえ、育ちの良さを表すようである。
だからこそそれは異常な状況だった。

猿轡を噛まされ後ろ手に縛られたまま、尻の穴に腕をねじ入れられる、というのは。

犯行に及んでいるのは見目からして素行の悪そうな娘、いや娘達だ。
一人二人ではない。
数十に上ろうという数が女を囲み、ある者は眼下の女を嘲笑い、ある者は映像記録に残さんとする。
それが何と小汚い場に似つかわしい事か。

しかし、虐げられる女とて全くの悲劇のヒロインという訳でもない。
財閥の令嬢である女は、かねてより付近の不良少女を疎ましく思っていた。
そこで執事を介してその排除を断行したのだ。
本職の暴力団体を利用し、犯し、壊し、売り飛ばさせた。
そうして仲間を奪われた不良少女の一団が、腹に据えかねて女を拉致、辱めに至った次第だ。

女は不良少女の細腕を尻穴の中へ捻り込まれていた。
腕は前後する。排泄の穴へ出し入れするのだから当然の事ながら、
腕の傍らからは黄色い汚れが流れ出ては下の床へと滴り落ちていた。

女の身体はとうに汗まみれだ。
背中はもちろん、肩口や乳房の横、腿に至るまでが濡れ光っている。
尻肉や脚の筋肉は女と思えぬほどに力強く隆起し、尻穴責めの苛烈さを解り易く示した。
「うむうううう゛!!!むうぅううううんううう!!!!」
腕が抜き、挿しされるたび、猿轡の下から呻きが漏れ聴こえた。
何とも悲痛なものではあるが、不良少女達にはそれが甘美に思えるらしい。

不良少女の一人が猿轡に手をかけ、引き上げるように取り去った。
涎の線が女の顔を縦に汚す。
「っああアアア゛!!!んんわああああああ゛っっ!!!!!」
途端に漏れ出す女の悲鳴。
「ははっ、こいつ20分前と同じ鳴き方だよ。ホント芸がねーなお嬢様は」
不良少女が嘲笑った。

別の一人が女の髪を掴み、顔を引き上げる。
「おら、今どんな気分だ?言ってみろよゲス野郎」
そう迫る瞳は怒りに燃えている。仲間を喪った悲しみか。
「あああ、わ、わたくしのお尻……!わたくしの、お尻に、う腕があぁ…………!!!」
女は泣きながらそう繰り返す。
髪を掴む少女はそれを見下すように眺め、顔に唾を吐きかけてから髪を離した。

腕を令嬢の尻穴の中一杯に前後させる状況。こうなるまでは長かった。
拉致し、集団で服を破り去り、正常位の姿勢で脚を上に掲げさせたまま固定し、
丸見えになった尻穴を徹底的に嬲りまわした。

唾液を塗布しての指での嬲り。
肛門鏡で限界まで拡げての洗浄前腸内観察。
イチジク浣腸、面前での半固形便排泄。
イルリガートルでの連続薬液浣腸、液体便排泄。
再度、肛門鏡での排泄後腸内観察、奥まりの汚液吸引。
少女らの持ち寄った大小形状様々な淫具による終わりのない肛門陵辱。

それらが数台のビデオで余すところなく撮影されている。
生半可なアダルトビデオを上回るほどの生々しさで。
紛う事なき本物の令嬢が、肛門嬲りで見せる恥辱の表情、声、息遣い。
肛門自体の蠢きと、それに連結する腹筋や足先の蠢き。
そうしたものが修正無し、一分たりとも逃さず収められているのだ。
その価値たるや容易に推し量れそうにもない。

「くぁあ、ああ、ああああっ……!!!」
令嬢は今、仰向けのまま蛙のように脚を開かされ、正面から尻穴に腕を抜きさせされていた。
だが一堂の視線はその動きの上、桃色の卑劣に集まっている。
濡れていた。
少女達の指が押し広げる肉ビラの内部は、何とも艶かしく濡れそぼち、尻穴の方へまで蜜を垂らしている。
尻穴を嬲る少女が、突き立てた2本指で直腸奥の洞穴をこりこりと刺激するに合わせ、淡い秘裂も物欲しげに蠢く。
だが救いがもたらされる事はない。あろうはずがない。

ようやくに少女の腕が粘液を纏わせながら抜き去られ、ぽかりと空いた穴へ別の腕が入り込む。
「ああ、あ……。」
女の唇から声が漏れた。
彼女はこれよりまたどれほどの時間、虚ろな瞳から涙を流し続けるのだろうか……。


                     
                             おしまい
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『紅葉』掲載

ノクターンノベルに、自作で最長の連載作『紅葉』を全て掲載し終えました。

『女の子が女の子をいじめるお話』スレで連載していた『楽艶祭』のスピンオフ作品で、
実に1.5スレ分、750KBを超える超長編です。
読むのはかなり大変ですが、調教やいじめのエッセンスはこれでもかというほど詰め込まれているため、
もしよろしければご一読下さい。

URL
http://novel18.syosetu.com/n6179o/

熱い体験

「亜紀乃ちゃんマジすっごいよねー。また『ぺティール』の表紙飾ってるよぉ」
1人の少女がファッション誌を翳して告げた。
その表紙では、小学生と思しき小柄な娘が、奇抜なファッションでポーズを取っている。
「すご!あーん、憧れるなぁ!!」
「ホント、遠い人になったよねー。去年まで同じクラスだったなんて信じらんないよ」
教室に沸き起こる黄色い声。
だがその中に1人、追従の笑みを浮かべながらも瞳の冷たい少女がいた。

伊村菜穂(いむらなほ)。ひどく垢抜けた少女だ。
すっきりとした美人顔にうすく化粧さえ施し、体型は菜食を中心にしているのか、スレンダーに保たれている。
脚はすらりと伸び、それを助長するようなアメリカナイズな服装が、未成熟な肢体に大人でも子供でもない独特の魅力を備えさせていた。
特に目を引くのがその胸で、シャツにプリントされた英字を歪ませるほどの膨らみは、
彼女が小学生……まだ11歳でしかない事をつい忘れさせる。

大人びた小学生の多い都心でも、格別に妖しい魅力を振りまく少女。
時間と場所次第では、たちまち良からぬ男の餌食になりそうだ。
ともすれば先ほど話題の中心にあった少女に成り代わっていてもおかしくない……
というより、『亜紀乃』を読者モデルの世界に引き込んだ人間こそ、他ならぬこの菜穂だった。


菜穂と亜紀乃は幼馴染だ。
新生児室で隣同士になった時から、幼稚園、春休み、そして小学校と、多くの時間を共有している。
読者モデルになろうと決めた際にも、菜穂は亜紀乃を誘った。
友達だからではない。
オーディションにせよ面接にせよ、ぼんやりとした雰囲気の亜紀乃が傍にいれば、自分の溌剌とした魅力が引き立つはず……という算段からだ。

亜紀乃は確かに可愛いが、モデルとしてなら自分の方が向いている。
菜穂はそう確信していた。
だが結果は、亜紀乃だけがモデルに起用され、菜穂には何の音沙汰もなし。
業界からすれば、菜穂のような垢抜けたタイプのジュニアモデルはすでに飽和状態であり、
「おいしい」天然系のキャラクターを持つ亜紀乃の方に価値を見出したのだ。

事実、亜紀乃はそのキャラクター性で数多くのバラエティに露出し、一時代を築き上げた。
ネットや週刊誌は執拗にそのキャラクターの『裏』を暴こうとしているが、そんなものが存在しないことは菜穂が一番よく知っている。

『なほちゃ、わたしをこの世界に連れて来てくれて、ありがとうね。
 わたし今、すっごく幸せなんだぁ。
 なほちゃも早くこっち来れるように、色んな偉いひとに頼んでみるからね。待っててね』

亜紀乃は電話の度にそのような言葉を吐く。
嫌味この上ないように聞こえるが、すべて彼女の本心だ。
どこまでも無邪気で、どこまでも透明。
菜穂が『垢抜けた女』を求めるのは、無意識にそんな亜紀乃の魅力に気付き、勝ち目がないと悟っての事だったのかもしれない。

……だが、それも全てはもう終わることだ。
菜穂は来月離島に発つ。親の仕事の関係だ。
東京の学校に残ってもいいと言われたが、菜穂は本土から去る道を選んだ。
ここにいても芽は出ない。そう判断した上での、実質的な逃亡を。



菜穂ら親子が島民に紹介された時、そのほとんどが息を呑んだ。
白い肌をした人間が珍しかったのだろう。
特に、子供ながら垢抜けた身体つき・服装の菜穂には一際の注目が集まる。
「すんげぇ……まるで人形さんだわや」
島の子供が頬を染めて呟くのが聴こえた。
菜穂は大人受けしそうな淑やかな笑みを湛えながら、その様子にほくそ笑む。
彼女も一度はジュニアモデルを志した身、注目される事は嫌いではない。

島では、大人はみな島中央部に集まって酒を交わしながら仕事を行い、
子供は子供で集まって遊ぶことが慣わしとなっている。
当然、菜穂ら一家にもそれが課せられた。
菜穂の両親は、はじめ幼い子供が目の届かない場所へ行く事を不安がったが、
島民に説得され、郷に入っては郷に従えという事で了承する。

子供の遊び場はもっぱら海辺だった。
とはいえ島の昼間は暑すぎるため、風の吹き抜ける小屋で過ごす事となる。
「熱い……」
菜穂は肌に日焼け止めのクリームを塗りながら、茹だるような暑さに閉口していた。
とても外を出歩ける温度ではないし、かといってする事もない。
明日以降もこの退屈さが続くと考えると絶望的なほどだ。
ただ一点、面白そうな事があるとすれば、小屋の隅で自分を凝視している子供達ぐらいか。

島の子供は5人いた。
全員少年で、年齢は下が6歳、上が菜穂より1つ2つ上といった辺りか。
いずれも健康的に日焼けし、魚を主食にするゆえの引き締まった身体つきをしている。
やや日本人離れした顔の造りも悪くない。
都会であれば、各々が運動部のエースとしてかなりの人気を得ることだろう。
彼らは驚くほど澄んだ瞳で菜穂を眺めていた。
都会から来た色白の少女が珍しくて仕方ないとみえる。

 ( ……どうせ他にやる事もないし、こいつらとは明日以降も付き合いがあるしね。
   ちょっと田舎のサル共をからかってやろうかな )

菜穂はそう思い立ち、聞いていた音楽を止めた。



「あんた達、よっぽど私に興味あるみたいね?」
菜穂は目を細めて問いかけた。少年達が肩を竦ませる。
「あ、わ、悪ぃや。気を悪くしたなら謝るわえ……。
 でも本土から来た人間っちゃ珍しうて、しかも俺達と変わらんぐらいの女の子ぉ見るのも初めてだげ、そのぅ……」
しどろもどろに告げながら、10の瞳が菜穂の身体を這い回った。

整った顔、シャツを盛り上げる乳房、締まった腰、艶かしい脚線……。

菜穂はそれらへの露骨な視線を感じながら、床についた腕をさり気なく動かして胸を揺らし、脚を組みかえる。
目線の束がそれを追い、喉の鳴る音を立てさせる。

 ( すごい……襲い掛かってきそう。あっちじゃここまで露骨なのはいないのに )

菜穂はその視姦にゾクゾクする快感を覚えた。
都会ではよくいる今風娘としか見られなかった自分が、まるで女王、まるで女神。
ここまで男の視線を釘付けにすれば女冥利に尽きるというものだ。

「ここ、何だか暑いね」
菜穂は少年達に流し目をしつつ、シャツに手をかけた。
何度目かの喉の鳴る音。
す…と生地が捲れて白い肌が露出すると、少年達の瞳はいよいよ見開かれる。
菜穂は汗に濡れたシャツを投げ捨て、ブラジャーを外した。
乳房が零れだす。
手の平に載せて何とか零れずに済む大きさの果実。
菜穂のそれは南国の果実のどれよりも、少年達の心を捉えているらしかった。

ごくっ、と何度目かの生唾の音がし、少年達の姿勢が前のめりに変わる。
「触っても、いいよ」
菜穂は笑みを浮かべて彼らに告げた。
大人が見れば鼻白むような背伸びながら、無垢な子供を刺激するには充分だ。
少年達は膝立ちのまま前進し、神妙な面持ちで菜穂の身を取り囲んだ。



「ん……ンんっ……!!」
木造の小屋に、押し殺したような声が響いていた。少女の声色だ。
菜穂は腕を頭後ろに組んで腋を晒す格好のまま、乳房への入念な愛撫を施されていた。
白い乳肉が少年達の浅黒い手の中で様々に形を変える。
それは予想以上に心地の良いものだった。
菜穂にはすでに自慰の経験がある。その際に乳房を自ら刺激した事もある。
だが、少年達によってたかって胸を責められるこの感覚はその比ではない。

海の香りに包まれたまま、菜穂は愛撫を甘受する。
一定のペースで繰り返される潮の満ち引きが、いい具合に神経を研ぎ澄ませてくれた。
本当に心地がいい。
丹念に乳房を揉みあげられ、引っ張られていると、小学生の未成熟な感度とはいえ反応してくる。
乳房は膨らみ、乳首は屹立し。
「あれ、なんか先っこが尖ってきとうわ」
1人がそれに気付いて、乳首を摘まんだのがいけなかった。

「うんっ……!!」

菜穂は天を仰ぎ、声を上げる。それは心地の良さを雄弁に伝える類の艶声だった。
「おおう、気持ちがええんだや!なぁ、気持ちええんだぁや!?」
少年達はにわかに色めきたち、いよいよ熱心に乳房を責めはじめる。
本当に菜穂を特別視しているのか、汗ばんだ腋に口をつけて舐めさえする。
だが菜穂はそれをおぞましいと思わず、むしろ興奮していった。

乳房を捏ね回し、乳首を捻り、腋を舐めしゃぶり。
それを続けられるうち、菜穂の性感はむず痒いほどに昂ぶってゆく。
『濡れた』予感に腰をうねらせ、それを少年達に勘付かれると、菜穂は立ち上がった。

「みんな、本当にエッチだね……。なんか、私まで」
そう言いながらハーフパンツのボタンを外し、脱ぎ去る。
次にはショーツの端に手を書け、脚の間を滑らせる。
露わになったのは、隠すもののない白い脚線、未だ生えそろわぬ茂み。
少年達は食い入るように見つめていた。
菜穂はそのあからさまな青い情欲を楽しみ、悪女のような心持ちで秘部に手を添える。

「見たい?」
舐めるように問うと、少年達は互いに顔を見合わせた。
そして惧れにも似た沈黙の後、正面に向き直って声もなく頷く。
菜穂は無意識に笑みを溢した。年下に物を教えるお姉さんといった心境だ。
自分はただ、性の情報が豊富な都会で育った、というだけなのに。



菜穂の細い指が縦筋をひらいた。
使われた形跡のない桜色が割れ、中からいっそう鮮やかなテカリが姿を現す。
少年達の眼はまるきり宝石を見るそれだった。
「もっと……近くで見ていいよ」
菜穂は脚をまた少しひらいて告げる。
五つの顔がほぼ同時にその股座を覗きこんだ。
すん、と鼻を鳴らす音がする。
菜穂は勿論恥じらいを抱いたが、今さら後に退く気もない。
潮の匂いが強く薫った。
少女の甘い体臭はおろか、香水の匂いさえ消し飛ばす薫り。
全く馴染みのない世界の匂い、それなのに何故だろう、懐かしくて落ち着く。

「私の匂い、する?」
菜穂は問うてみた。するわけがない、と思いながらも、自分の存在を主張するように。
「うん、する。何だか……胸がドキドキして……でも」
「でも、俺なんか好きだ、これ」
少年達はそう答えた。
とくん、と菜穂の鼓動が強くなる。心の殻がまた一枚剥がれ落ちたのだろう。

「……指、入れていいよ。こんな風に」
菜穂は自らの大切な部分に指を挿し入れた。
かなり窮屈だ。入り込ませるときには尻の肉を引き締めなければならない。
だが、それでも何とか入る程度には湿っていた。

菜穂は指を引き抜き、正面の子供を目で誘った。
彼が喉を鳴らすのを見るのは何度目だろうか。
「い、いい?」
「……ん。」
短い会話を交わした後、少年が小さな手を恐る恐る菜穂の桜色に近づける。
寸前で止まり、強張る指を菜穂自身が導いた。
やわらかな感触に少年の指は一度慄き、しかし探究心に負けるかのように沈み込む。
菜穂が息を吐いた。
「痛いから、あんまり乱暴にしないでね」
菜穂の言葉に、少年が頷く。

指は深く沈みこみ、中の潤みを確かめるように蠢いた。
菜穂の内腿の筋肉も同様に蠢く。
美しい菜穂の内に眠る肉と少年の指先が、神経を介して繋がりあったのだ。



「あ、あああ……」
菜穂が声を上げる。
彼女は中腰で後方に手をつき、秘部を見せ付けるように大きく脚を広げていた。
その中央にある華を少年の指がくじり回す。
少年の指は、はじめこそぎこちない動きではあったが、次第にコツを掴んできている。

「ここが……イイんだ?」
少年は指を曲げ、膣内のある部分を押し込んだ。
「はあっ!」
ぞくりと快感が走りぬけ、菜穂の腰が浮き上がる。
押し込まれたのはGスポット。膣壁の中でも格別に快感を得るポイントだ。
少年は菜穂の反応を見て取り、さらにその部分を優しく擦りまわす。
菜穂の花園は湿りを増していた。
明らかに指の入れはじめとは“音”が違う。

「お、俺もやりたい……!」
見守るだけだった少年が、辛抱しきれぬといった様子で花弁に指を滑り込ませた。
「あ……そんな、2人なんてっ……!!」
菜穂は非難の声を上げるがすでに遅く、計4本の指が狭洞を蠢きまわる。
そうなれば他の3人も傍観をやめた。
美しい少女の秘匿されるべき部分に手を伸ばし、しかし入る余地がなく周囲を探る。

「……ん、なんだ?この豆っぽち」
1人の指が、茂みの中にかすかに息づく蕾に触れた。菜穂が反応を示す。
「あ、そこはね、女の子にしかない気持ちいいお豆なの。
 でもすっごく敏感だから、ぜったい痛くしちゃだめ」
菜穂が言うと、少年は唾を呑み、宝物でも扱うように丁寧に陰核を撫で始めた。

陰核を指先で転がされながら、秘裂に4本の指を挿し込まれる。
その快感は並みではなかった。
似たような事は自慰の際にも行うが、他人にされると別物の感覚だ。
「んんっ……」
菜穂の腰は徐々に下がり、やがて尻餅をつくように後方に倒れこむ。
快感に腰を抜かす形だ。



「あ、あ、ああ……」
菜穂は目を閉じ、長い睫毛を震わせて心地よさに浸る。
湿るという域を越え、濡れ始めているようだ。
指にかき回される秘部からかすかに愛液が垂れている感覚を覚える。
そのさ中、また別の刺激が生まれた。

「……ここも、はいる……」
5人のうちで最も幼い1人が、あろう事か肛門を指で弄くっているのだ。
菜穂は焦りを浮かべた。
「あ、ねぇ、そ、そこはやめよ?そこうんちの穴なんだ。
 ボクも毎日うんちはするよね?私もおんなじ。そこは汚いから……」
そう説得するが、少年は一向に指を止めない。
「おねえちゃん、うんち……するん?そうは思えなんや」
頬を染めて菜穂の顔を見上げながら、狭い窄まりへ浅く指を抜き差しする。

 ( そ、そんな……。アイドルじゃないんだから…… )

菜穂は当惑しながらも、精神的な心地のよさは否定できなかった。
陰核、秘裂に続いて菊輪にまで未知の感覚が沸き起こり、興奮に菜穂の息が重くなっていく。
やがては余った1人が背後から乳房を揉みしだく事も始めた。

中々に逞しく精悍な少年達の手で、体中の性感帯を弄られる。
それは芸能人による最高級エステのようにすら感じられた。
はじめは口を噤んで都会人らしくクールを装っていた菜穂も、時が経つにつれはぁはぁと熱い息を吐くようになっていく。
少女漫画であればハートマークが飛び交わんばかりだ。
乳首が屹立し、陰核が包皮を押しのけ、秘裂が蜜にまみれ、菊輪がわななく。
未成熟な性感を目覚めさせられ、幼いながらに女の身体にされてしまった。
今や、もはや暇潰しなどではない。

「ねぇ……もっと大人っぽいこと、してみない?」

汗だくの部屋で、少女は囁く。大人ぶる訳でもなく、自然に艶めく声が出た。
人生で一度きりしかない純潔喪失。それも今なら構わないと思った。
少年達は言葉もないが、その瞳は興味をありありと映す。

島の子供達は大人の与り知らぬ所で、生命の神秘に触れようとしていた。
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密林の贄  後編



スーヴァが目覚めた場所は、どこかの洞穴のようだった。
岩の裂け目から差し込む光で視界は悪くない。
スーヴァはその洞穴のやや開けた空間、下に枯れ草が敷き詰められた場所に寝かされていた。

「あ……!」
身を起こすと共に、スーヴァは自らの状況を悟る。
衣服がすべて取り去られていた。
初雪のような肌が露わになり、代わりに犬につけるような金属製の首輪が掛けられている。
幸い、胸に提げた蒼い宝石だけは無事だ。

『ウウウゥ…………!!』
突如、背後から響いた唸り声に、スーヴァは身を竦ませる。
振り返ると、そこには異形の獣がいた。
明らかに人間ではない。どちらかといえば類人猿と呼ばれるものに近い。

身の丈は、スーヴァの頭が鳩尾に並ぶ程度。
首といい肩といい、赤茶色の毛並みに覆われた筋肉質な身体つき。
下半身よりも上半身が発達しており、その腕の太さたるや大樹の幹が如くだ。
しかし足腰もけして貧相というわけではなく、腿の太さはスーヴァの腰周りを上回る。
そしてその全身からは、噎せ返るような獣の匂いが放たれていた。

スーヴァは直感する。シスターに切りかからんとした自分を吹き飛ばしたのは、この化け物だと。
その類人猿のような化け物は、スーヴァに少なからぬ興味を持っているようだった。
食い殺されるのか……スーヴァは顔を青ざめさせる。



「……食べられる訳じゃないから、心配いらないわ」
洞窟の入り口から不意に声がし、1人の女性が姿を現した。
修道服姿の女性だ。
スーヴァ達を吹き矢で襲った人間と同じ格好だが、顔つきが違う。
ただし彼女と同属であろう事は窺えた。

「その方は、この密林の主(ヌシ)様よ」
シスターは類人猿を示しながら告げた。
「主様はこの密林に生物が侵入した場合、大抵はまずその辺りに縛り付けて放置なさるの。
 でもあなたは特別のようね。
 わざわざこの巣穴に運ばれて、秘蔵の首輪まで嵌められたんだから。
 あなたの高貴な雰囲気がお気に召されたのかしら」
シスターがそう続けた時、スーヴァは重大な事を思い出す。

「侵入……そ、そうだわ! ねぇ、エスラは!? 私と一緒に倒れていた女性はどこ!?」
「あら、お仲間がいるの?
 そうね……たぶん倒れた場所の近くで縛られて、身動きが取れなくなっているわ。
 外敵はまず逃亡を防いだ後に、暑さや生物による被害で弱らせ、それからお楽しみになる……
 それが主様の定石なの」
スーヴァが喉を鳴らした。
「お楽しみって……?」
「さあ、それは様々だけど……まぁ人間の女性なら、種付けの対象になるでしょうね。
 主様の逞しい物をおんなの部分に挿れて頂いて、お世継ぎを孕むまでごりごりと愛し続けて頂くの。
 はじめはサイズの違いすぎるお持ち物に泣き叫んだりもするけれど、そのうち何も考えられなくなるほど良くなって。
 出産する頃にはそれまでの常識なんか吹き飛んで、主様に迷い無くお仕えする事ができるのよ。
 ああ、あの意識を書き換えられる快感が新たに体験できるなんて……羨ましいわ」

シスターは陶然とした表情で語る。
このシスター達もあるいは、密林に迷い込み、主の洗礼を受けた娘達なのだろうか。
ならばいずれエスラもこのように?
そう考えると、スーヴァは心穏やかではいられない。



「ど、どうすればいいの? ……どうすれば、エスラをそんな目に遭わせなくて済むの!?」
スーヴァは縋るようにシスターに問うた。
シスターが眉をひそめる。
「あら、とても素敵な体験なのよ。その機会を奪うだなんて、残酷というものだわ」
「嫌よ!エスラも私も、そんなの望まないわ!!」
スーヴァは退かない。それを見て、シスターは溜息を吐いた。

「……もし本当にそう考えているなら、あなたにも出来る事はあるわ。
 主様の精根が尽き果てるまで、あなた自身が搾り取ればいいの」

シスターはスーヴァの白い腹部を撫で下ろしながら告げる。
その指が最後に触れたのは、茂みすらまばらの未成熟な性器。
スーヴァが息を呑んだ。

「幸い、あなたは主様に特別の好意を持たれているもの。
 あなたが懸命に性交に励めば、主様もあなたに夢中になって、お仲間を放っておかれるかもね」

シスターは諭すように語った。
何かしらの思惑はあるかもしれない。しかし理屈は通っていた。
いずれにせよ、洞穴に首輪で繋がれているスーヴァが出来る事などいくつもない。

『グウウゥッ……ウウウゥウ…………!!!!』
密林の主は、今にもスーヴァに襲い掛からんばかりに息を荒げていた。
その巨躯も圧巻だが、何よりスーヴァの目を奪うのは、その股座にぶら下がるオスの象徴だ。
かつてスーヴァは王宮の浴場で、悪戯半分に男の従者の逸物を見た事がある。
ゆえに男のペニスは知っていたが、これはそれとは別物だった。

色は赤黒く、首をもたげた蛇のように斜めに反り立っている。
長さはスーヴァの顔より長く、亀頭の太さたるや口を目一杯開いても入るか解らない。
その表面には血管と、目を背けたくなるような無数のイボが浮き出てもいた。
あえて女の嫌う見目を選りすぐったような醜悪さだ。
匂いもそれは凄まじい。
スーヴァはそれに近づくだけで、こみ上げるものを抑えねばならなかった。

しかし退けない。今こそ自分がエスラを守る時だ。
自分を庇って戦い、身代わりに吹き矢を受けて倒れた彼女を。
王女が臣下のため犠牲になるのは馬鹿げている、とエスラは言うかもしれない。
だがそれでも、スーヴァは彼女の役に立ちたかった。



密林の主は荒い息を吐いてスーヴァに歩み寄り、怒張を桜色の唇へ押し付ける。
「くふっ!!」
あまりの臭気にスーヴァが顔を背けるが、それを追う様に再び唇へ。

 ( ど、どうして……性器を口なんかに? )

性に疎い王女は当惑する。シスターが笑みを浮かべた。
「本当に初心なのね。性の営みは、女が殿方の物を舐めしゃぶる事から始まるのよ」

その言葉を聞き、スーヴァは目の前の異物に目を戻す。
濃い赤紫色の亀頭部は、果物が腐りきったような匂いを放っている。

 ……姫様、なりません!その様なものを口にされてはお体に毒です!

スーヴァが街へ下りた時、露店の食べ物へ手を伸ばすたびに侍女達が騒いだものだ。
目の前のこの醜悪な逸物は、その何倍ほど汚らわしい事だろう。
スーヴァは躊躇した。
目を見開き、額に汗を浮かべた。
しかし数分の後、ついに決意を固めて舌を伸ばす。

スーヴァは一目で育ちの良さがわかる娘だ。
砂漠の民とは思えない白肌。
やわらかな陽光を形にしたような金色の髪。
宝石のように煌く、穏やかそうなグリーンの垂れ目。
体型はまだ未熟ではあるものの、従者達がよく管理したのだろう、スタイルが良い。
乳房の発育も14という歳を考えれば順調といえる。

その麗しき姫君が今、異形の性器に舌を這わせているのだ。

「唾液でたっぷりと濡らしなさい。後であなたに入るんだから、自分の痛みを和らげる為にもね」
洞穴の隅に腰掛けたシスターが告げる。
幼い姫は言われた通りに怒張を舐め回した。
亀頭部分から、カリ首、イボの浮き出た幹に、呆れるほど大きな玉袋。
それぞれへ唾液を塗りこめる。
生まれて以来のはしたない行為だ。
だがその甲斐あって、化け物は少しずつ満足げな息の吐き方をしはじめていた。



やがて怒張のすべてが唾液の膜に覆われた頃、化け物はやおらスーヴァの頭を掴んだ。
スーヴァが咄嗟に口を閉じるも、押し付けて無理矢理にこじ開ける。
「ん、んむえぅっ……!!」
スーヴァは恐怖からの声を上げた。

 ( こ、こんなに大きいもの……口に入らない……!! )

スーヴァの不安をよそに、逸物が入り込む。
哀れな王女は、顎が外れそうなほど口を開かされた。

巨根の七分ほどが収まった所で、スーヴァの喉奥までが埋め尽くされる。
『ウウウ、ウウ……!!』
化け物はそれ以上の挿入が叶わないと悟ったのか、今度はゆっくりと引きずり出す。
「え゛ほっ、おえ゛っ……!!」
一時的に解放された安堵から声を漏らすスーヴァ。
だが怒張は、すぐにまた叩き込まれた。
「おええ゛っ!!?うん、んおぐうっ!!!!」
気を抜いていた所に叩き込まれる、スーヴァには耐えがたい苦しみだろう。
だがそれは、地獄の口腔奉仕の始まりでしかない。

「んぶっ、んう゛……!!んぐっ、んごぉおおおっ、ええええおおお゛お゛!!!!」

清楚な見た目からは想像もつかない声が上がる。
天使のようなスーヴァが、そのような声を出せる事が不思議ですらある。
平常な声ではない。体の危機に際してのみ放たれる声だ。
無理もなかった。
口一杯のものを喉奥まで前後させられ、しかもそのペースは頭を掴む化け物次第なのだ。

「ああ、凄い深く入り込んでるわね。苦しいけど、口を目一杯開いていて。歯を立てちゃダメよ。
 噛んだりしたら最後、もうあなたは見向きもされないわ。食べられちゃうかも」
シスターが可笑しそうに語る。
だが、抵抗が化け物の気分を害することは間違いないだろう。
ゆえにスーヴァは、顎を軋ませながら口を開き、鼻でかろうじて息を求めなければならなかった。
その鼻から吐きだす息さえ、獣くさい匂いに染まっている。

苦しくてたまらない。
目元はくしゃくしゃになっていて、今ひどい顔をしているだろうとスーヴァは思った。
口内から驚くほどの唾液が分泌されている。
それは怒張の潤滑を助けつつ、口の端から零れていく。
かすかに酸い匂いがする事を考えると、胃液をも掻きだされているのだろう。

そうしてしばし膝立ちでの口淫が続いた後、事態はさらに悪化する。



『ヴウウウ……!!』
化け物は腰を押し付け、スーヴァを押し倒そうとしはじめた。
地面へ寝かせて逃げ場をなくし、より深く逸物を咥えさせようというわけだ。
「んぐぅえええ゛え゛お゛っ!!!!!」
当然、スーヴァの声はより苦しげに変わる。
だが化け物は構わず、地面に四足を突いたまま、のっそりと体を反転させる。
腰をスーヴァの顔に、顔を彼女の秘部に密着させる姿勢。
ヒトの性交において『シックスナイン』と呼ばれる体位だ。

「んおお゛おォお゛っ!!!んんん゛おおおぇえ゛オ゛ッ!!!!!」
スーヴァは目を見開いて呻く。
岩のような腰で押し潰すように挿入されるため、深さも息苦しさも先の比ではない。
仰向けのまま、手を握りしめて震える。涙が伝う。
しかし抵抗はしない。
死にそうな恐怖と苦しみの中、身を強張らせて健気に耐えていた。

化け物はその無抵抗に気を良くしたのか、ますます軽快に腰を遣いだす。
スーヴァの喉奥から、けこっ、けこっ、という音がしはじめた。
抜いて、挿して、抜いて、挿して。
その繰り返しの末に、ついに化け物が身を震わせる。
『グウ……ウウウッ!!!』
そう吼えた直後、怒張をスーヴァの喉奥に押し付けたままで射精をはじめた。
どぐっ、どぐんっと生臭い精が注がれる。
「んっ、うぐんんぅッ!!」
スーヴァは顔を顰めながらそれを受け入れた。

喉への射精は多く、またひどく長い。
一分ほどが経ったのち、ようやくにして逸物がスーヴァの喉から抜き去られる。
「えぼっ、かっ、あ゛はぁ……っっ!!」
噎せながら酸素を求めるスーヴァ。
その鼻先へ、なお精の残滓が降り注ぐ。幼い顔はたちまち白濁した粘液に塗れた。

 (……く、苦しい……。でもやっと、この化け物を射精に導けたんだわ。
  殿方は、ここでひとまずお休みになるというし)

スーヴァは胸を上下させながら安堵する。
しかし直後、その想定は無慈悲にも覆された。
『ヴウウウ……!!』
もはや耳に慣れた低い呻きと共に、怒張は再びスーヴァの口へと叩き込まれる。
一度射精したというのに、なお猛り狂ったまま。
「んん゛っ!?」
これにはスーヴァも困惑する。だが化け物が腰を遣い始めると、観念したように目を細めた。

地獄はまだまだ続くらしい。



喉の奥までを極太の逸物に蹂躙されながら、スーヴァにはまた別の苦しみもあった。
点対称で折り重なりながら、秘部をも化け物に弄ばれているのだ。

イラマチオの苦しみで暴れるスーヴァの脚を、密林の主はその発達した前足で押さえ込む。
そうして大股を開かせ、スンスンと鼻を鳴らして姫の淡いを嗅ぎはじめた。
「い……いやっ!!」
スーヴァは顔を赤らめて恥らう。
由緒正しきラシェの王女の、女として最も恥ずべき場所の匂いを嗅ぐ。
それも、砂漠での逃避行で汗をかき、蒸れに蒸れた状況で。
許されざる無礼だ。だがこの獣臭漂う怪物が、人の礼儀を持ち合わせているはずもない。

化け物は太い指で無遠慮にスーヴァの秘唇を割りひらく。
初々しい性器が露わになった。
桜色の陰唇は乱れなく左右に別れ、より鮮やかな内粘膜を外気に晒す。
淡雪のような肌に浮かぶ桜色は幻想的だ。神話に登場する妖精のようですらある。
そこに化け物の舌が這った。
ざらりとした生暖かい舌が、敏感な粘膜を刺激する。
「うあっ!!」
怒張を咥えながら悲鳴を上げるスーヴァ。
だが化け物の舌は、それを気に留める様子もなく秘部を刺激しはじめる。

それは実に巧みなクンニリングスだった。
ざらついた舌で、大陰唇から中央の割れ目にかけてを丹念に嘗め回す。
細かな汚れさえ拭い去るように、念入りに。
時に陰核までもが狙われた。
はじめ米粒ほどの大きさしかなかったそこは、何度も舌先で舐られるたび、少しずつ屹立していく。
やがて包皮から頭を出す程度になると、器用に皮が捲り上げられ、肉芽との境目を舐め清められる。
「う、、んんんっ!!!」
スーヴァは堪らず声を上げた。

性感の未発達な彼女には、陰唇を刺激されてもかすかな快感しかない。
だが陰核だけはハッキリとした快感をもたらす。
そこを舌で撫でられると、陰唇やその奥まりまでもが疼いてしまう。
密林の主はそれを心得ているのだろう。
荒い息を吐きながら陰唇を舐めしゃぶり、スーヴァの身が強張ると陰核を刺激する。
そうして相手の緊張を解しつつ、再び陰唇へ……それを繰り返す。



やがて王女の陰唇が刺激なしにヒクつく頃になると、舌は徐々にその内側へ入りはじめた。
すなわち、ラシェの王女の産道へ。
「ひっ……!!」
スーヴァは身を固める。
神聖な場所への初めての侵入物が、得体の知れない化け物の舌だとは。
本来“スーヴァ姫”の初夜は、高貴で麗しい王子と紡がれるべきものだ。
それが何という落差だろう。
しかも口惜しい事に、その下劣な化け物の愛撫で、スーヴァはしっかりと反応させられている。

舌が入り込むのはスムーズだった。
入り口への刺激で、スーヴァの膣内は潤みはじめている。その潤みが舌の挿入を助けるのだ。
しかし入りやすいとはいえ、舌の質量が減るわけでもない。
体積だけでいえば成人男子の逸物と大差ないだろう。
膣壁を割って侵入してくるその大きな舌に、スーヴァは身を震えさせる。

密林の主は舌をかなり深くまで潜り込ませ、その舌先を中で蠢かせた。
おぞましい感触が王女の腰に広がる。
「はあぅっ……!!」
スーヴァは声を抑えきれない。全く未知の感触なのだから仕方もない。
舌は襞をなぞるように蠢きまわり、一旦引き抜かれ、また深く入り込む。
その奇妙な感触が何度も繰り返された。

「んん、んむううう……!!」
スーヴァは脚をばたつかせる。主はその脚を押さえつけ、何度も舌を抜き差しする。
時には舌の代わりに太い指を挿しいれ、中をくじり回したりもする。
おぞましい感触だ。
しかし、いつしかスーヴァはその動きで、自分が『濡れている』事に気がついていた。
舌の抜き差しが刻一刻と滑らかさを増していく。
その要因である潤滑油は化け物の唾液だけではない。
彼女自身の膣内にもまた、滑らかな液が分泌されているらしかった。

類人猿のような見目に反し、密林の主による蕩かしは何とも巧みなのだ。
もはや疑う余地もない。この獣は、人間の女を抱いた経験がある。

陰唇をしゃぶられ、陰核を舐められ。
舌を捻じ込まれ、太い指でくじり回され。
そうして丹念に開発されるうち、いつしかスーヴァは陰核以外の場所でも快感を得るようになっていた。
そうなれば、いかに幼い性器とて蕩けてしまう。

「はぁ……っ……はぁっ…………!!」
しばしの後、スーヴァは熱い息を吐いていた。
その桜色の華はひくつき、いやらしい独特のてかりを帯びている。
それを認め、化け物はのっそりと身を起こした。
『ウウ…フルウゥゥッ……!!』
唸りながらスーヴァに向き直り、彼女自身の唾で濡れひかる怒張を突きつける。
ぎらついた瞳でスーヴァの秘部を凝視しながら。

「……お待ちかねね、とうとう主様と結合出来るみたいよ。
 お連れ様を救いたいなら、せいぜい満足して頂けるように努力なさい」
シスターが嗤った。
スーヴァはいよいよ大きさを増した怒張を見つめ、恐ろしげに喉を鳴らす。




それは犯罪的な絵面だった。
筋骨隆々の毛深い獣が、華奢な少女に覆い被さっている。
桜色の性器へ信じがたい太さの怒張が出入りする所もはっきりと見える。

スーヴァは唇を噛みしめ、顔中に脂汗を浮かべていた。
その唇から血が滴ったのは、おそらく純潔を失ったのと同時だったのだろう。
「う、んんッ!!!」
腰骨を打ち壊しそうな太さが入り込む時には、呻きが、
「ああ……ッあ、あ……!!」
膣内を捲り返すようにして抜き出される時には、驚愕の息が漏れてしまう。
それが飽くことなく繰り返されていた。

太腿は化け物の巨大な掌で折れそうに握りしめられ、
突き込まれるたびに背中の下で枯れ草が擦れ、
身体は熱い汗で濡れている。
その恐ろしい状況下で、スーヴァは密林の主の目から一時も視線を離さずにいた。
感情の読み取れない獣じみた瞳。
それを見据えながら、ただ彼のやりたいように自らの産道を使わせているのだ。
『ウウゥ……ウ、ウヴウウルッ……!!!』
密林の主もまた、応えるようにスーヴァの瞳を覗き込みながら腰を遣う。
一時も休むことなく。
少女の初物の膣内を味わい尽くすかのように、丹精を込めて。

「良かったわねぇ。主様、あなたの中が気に入ったみたいよ。
 子供だからキツイのかしら。それとも中が複雑に絡みつく名器なのかしらねぇ。」
シスターが茶化すように笑う。
だがスーヴァには、それに憤慨している余裕などなかった。
名器であろうがなかろうが、この化け物を満足させなければならない。
気絶しそうな痛みに耐え、逃げずに受け止めなければならない。
エスラを助けるために。

『ウヴォ…ウウルヴ……!!』
桜色の秘裂へ絶え間なく抽迭を繰り返した末、密林の主は大きく表情を崩した。
そうして体を震わせると、2度目の精を注ぎ込む。
「う゛……!!」
膣の形が変わってしまいそうな大量射精に、スーヴァも眉をひそめる。
2度目にもかかわらず存分に精を吐いた後、荒い息と共に結合は一旦外された。
閉じきらない少女の割れ目から、どろりと白濁が垂れ落ちる。
しかし、化け物はそれでもなお満ち足りていなかった。
スーヴァもそれに勘付いている。

化け物はスーヴァの身体を裏返しにし、獣らしく背後から覆い被さった。
そのまま貫かれると、先ほどとは膣の違う部分が擦れて新鮮な痛みが生まれる。
「ぐ、う……!!」
スーヴァはその痛みに呻きながら、枯れ草に肘をついて耐えしのぶ。
ぬちゅぬちゅという結合の音が洞窟内に響き渡る。
それを耳にするうち、少女は徐々にある事に気付き始めていた。

痛みの奥に、ほんの僅か、気のせいとすら思えるほどだが感じる、心地よさ。
剛直で突き回される中、それは夜明け空のように僅かずつ、しかし確実な変化を見せはじめていた。





夜が更けた頃、ようやくエスラから口腔の蟲が取り除かれた。
ぬちゃり……という音と共に、粘つく唾液に塗れた寄生蟲が姿を現す。
女剣士の唾液を存分に吸ったのだろう、ぷっくりと膨れたまま動きを鈍らせていた。
シスターはそれを籠に戻しながら、手を叩いて周囲を見回す。
「…………!!」
エスラの瞳が驚きに見開かれた。

彼女らがいる繁みの周りを、ひとつ、またひとつと松明の明かりが照らしていく。
灯りを手にしているのは人間だった。
女はみな修道服に身を包んでおり、男は腰布すら纏わない丸裸だ。
男達の瞳は野獣のそれで、人間らしい知性など見当たらない。
浅黒い肌に、体中の毛を伸ばしたままにしており、まさしく野人というべき有り様だ。
彼らはゆっくりと輪を狭め、エスラの八方を取り囲む。

「やめろ、放せっっ!!!」
エスラの叫びが響く。
彼女は一旦手足の蔓を解かれ、身を起こして縛り直されていた。
ロープのような草で後ろ手に縛られ、膝立ちをする格好に。
「ぐっ……」
後孔へ入り込む蟲が姿勢の変化に応じて活動を再開し、おぞましさを生む。
腰をうねらせるエスラを眺め、シスターが口を開いた。

「とても良い格好でいらっしゃいますよ、戦士さま。
 鍛えられた女の身体が艶かしく蠢くのって、こんなに魅力的なのですね。
 ……この子達も興奮してきてるみたい」

シスターはそう言いながら籠に手を差し込む。
するとその腕を、ヒルのような半透明の何かが収縮しながら這い登りはじめた。
エスラはその光景に言葉もない。
シスターの指がその中の一匹をつまみ上げた。
「ほらほら、これ。ご覧下さい。
 あなたの身体に入りたい、老廃物をこそげ取りたいって、こぉんなに大暴れして。
 これほど身体を求められるのは、女冥利に尽きませんか?」
シスターの指の間では、確かにヒルが興奮気味にうねっている。
エスラの顔が引き攣った。



シスターはヒルを手にエスラの前に屈みこみ、その秘唇を割り開いた。
「うふふ、本当にとろっとろ。美味しそうな果実だけれど……この子達には大きすぎますね」
その言葉と共に、シスターは力の込め方を変える。
秘唇の上側を特に開き、尿道を晒すように。
「お、おい、貴様……。な、にを、考えて……いる……!?」
不吉な予感にエスラの言葉が震えた。
それをシスターは満面の笑みで受ける。

「おしっこの穴に入り込ませます。ここなら、この子にちょうどいい大きさなんです。
 大丈夫。私達と違ってこの子は柔らかいから、それほど痛くありませんよ」

その言葉とほぼ同時に、ヒルがエスラの尿道に押し付けられた。
ヒルは尿道入り口を頭でつついた後、その大きさに合わせて体を紐のように伸ばし、ちゅるりと侵入を果たす。
これにはエスラもたまらない。
「うはおォぉっ!?」
奇妙な叫び声と共に太腿を強張らせ、腰を痙攣させ始める。

「はぁぁ、すごい声。尿道に入り込まれる感触がそれほどに凄かったのですか?
 勢いよく入っていってる……もう膀胱には達していますよね。
 どうです、そのような場所でのた打ち回られるのって?
 ああら、尾の色が半透明から黄色に変わってきましたわ。お小水を飲んでるのね。
 中からごくんごくんと飲み干されるのって未知の快感でしょう、ねぇ?」

シスターは嬉々としてエスラに問うた。だがエスラに答えている余裕はない。
尿道を細長い胴が通り抜けて痺れさせる一方で、奥の膀胱を頭の部分が刺激してくる。
刺激で尿意が湧いてくるが、それをヒルが飲み干していく。
膀胱が空になった事で、より鮮明にヒルの蠢きが感じ取れ、頭を違和感が走り抜ける。
それだけではない。
尿道を刺激されると括約筋まで締まってしまう。
その結果、後孔の蟲が悦び、圧倒的な質感を伴って奥まりを蠢きまわるのだ。
子宮を隔てて前後から襲い来る違和感。

「うあああぁ、うんああああああっっ!!!!!」
エスラは大声で叫びながら腰を振りたくった。そうせざるを得なかった。
先刻まで口と尻穴を穢されていた時でも、エスラは出来うる限りの忍耐をしていた。
だがここまでになってはそれも出来ない。
感情や理性とは完全に別次元のショックだ、人間が抑え込める物ではない。



「ふふ、凄い乱れようですね。でも蟲達はまだまだいますから、頑張って下さい」
シスターはそう言ってエスラの乳房を掴む。
そしてその先端に、ハリガネムシのような長細い蟲を押し当てた。
蟲は慣れたもので、即座にエスラの両乳首へ甘噛みを浴びせる。
「くうっ!?」
牙が打ち込まれるたび、麻酔のような感覚がエスラを襲った。
そしてやや遅れ、じんわりと開放感が漂う。
乳房の脂肪が溶け出し、乳腺が花開いていくような感覚……。
まさにそのさ中、両乳首の蟲は侵入を開始する。
体を極限まで細め、乳腺の先へ。そこから潜り込み、乳房の中心へ。

「はぁあああ゛っ!!!?」
この時上がったエスラの悲鳴は、もはや泣き声に近かった。
普段低く抑えた声で話す彼女のイメージがずれるほど、女らしい声だった。
彼女は舞刀術の手練だ。
精神面に於いてすら、若くして円熟期にあると言っても過言ではない。
しかし彼女も人間なのだ。

それからエスラには、シスターの手でまさに穴という穴へ蟲が押し込まれた。
耳の穴、鼻の穴、舌の付け根、乳腺、臍の穴、お尻の穴、産道、尿の出る穴……。
女の身の9穴全てを這い回られ、分泌液で満たされる。

「うんああああおおオオっ!!!んんうああおおおおお゛お゛っっっ!!!!!」

エスラは天を仰いで叫びながら、見事な形の腰を浮き沈みさせ、また前後左右に振りたくる。
松明をかざす原住民たちが見守る中で。
「うっふふふふ、浅ましい限りですわ。こんなものがあの名高きラシェの舞だというの?」
シスターは目を細めて悦に入る。
国一番の踊り手と言われたエスラのプライドは、もはやボロ切れにも等しかった。
だがエスラはもうそれどころではないだろう。

ヒルに2匹入り込まれた尿道は、その柔らかな圧迫でしとどに小便を分泌させられている。
それは貪欲なヒルにさえ飲みきれず、内腿を塗らした。
尿道越しに絶え間なく陰核の根元を扱かれるためだろうか、その朱色のクリトリスは限界かとも思えるほどにしこり勃ってしまっている。
痛々しく勃起しているといえば、ハリガネムシのような生き物に乳腺を刺激され続ける乳首もそうで、こちらに至ってはどぷどぷとそれは気持ち良さそうに母乳を溢し、引き締まった身体をミルク色に染めていた。
身体がそこまでになっているのだから、彼女が白い喉を晒して何ともいえない声を上げるのも、仕方のないことと言えた。

シスター達はその様子をほくそ笑んで見つめ、彼女の体液で蟲達が丸々と膨らむとそれを回収し、
入れ替わりに元気溢れる新たな一匹をぬめり開く穴に押しつける。
「はああああうおおおおおぉっっ!!!!!」
同じく新鮮さを甦らせるエスラの叫び。
狂気の宴はそうして延々と続けられた。
シスター達の嘲りは時と共に高らかに広がり、一方男達は松明を握りしめたまま、その逸物を痛いほどに勃起させていた。
彼らのぎらついた瞳が語る。早く儀式よ終われと。
目の前で腰を振る浅ましいメスと、一刻も早くまぐわりたいと……。





「あっ、あああっ、あっ……うあはあっ、あ、うんんっ……アはっあ……!!!!」
幼い嬌声が洞穴内に響いていた。
華奢な身体は異形の化け物に抱え上げられ、その腰の上に座るようにして秘裂を犯されている。
それはセックスというより、人間の男が道具を使って自慰に耽る行為に近い。
しかしその生々しい“道具”は今や、明確な快感を示していた。

その愛液が全てを語る。
桜色の淡いから細い脚にそって伝い落ち、足指の爪より滴り落ちていく透明な雫。
それが持ち上げられた彼女の下に液溜まりを作っていた。
信じられないほど巨大な怒張が入り込む秘裂の奥も、ぐちゅうっ、ぐちゅうっと何ともいえず淫靡な音を立て続けている。
もう何度目の性交になるのだろうか。
膣の奥までを一片の容赦もなく埋め尽くす剛直は、始めのうち苦痛でしかなかった。
だがそれが、何度も膣内を突かれ、その形に合わせて引き伸ばされるにつれ、快感に変わっていく。

スーヴァは腰周りを獣の大きな掌に包まれながら、ぐったりとしていた。
密林の主が腰を掴む腕を下げれば、ずごっと深く重く子宮の入り口が刺激される。
その瞬間、だらしなく下げられたスーヴァの足指はピンと反った。
「ああ」
桜色の唇から快感のため息が漏れる。
そこから膣内をまくり返すように怒張が引き抜かれ始めると、
「あああっ……!!」
首を捩りながらの女らしい声を出す。
それは、物を呑みこむ時に喉に力を入れるのと同じ、排泄の時に息むのと同じぐらい、実に自然な強張りだった。
密林の主はそれを何度も繰り返す。
奥まで突き、引きずり出し、奥まで突き、引きずり出し。
だがある時ふいに、奥まで貫いたその状態のままでとどめ、子宮口をぐりぐりとこね回す事がある。
これが最も強烈だった。

「んあああああっ!!!そんな、おっ奥っ……!ふ、ふか、深ひいいっ……!!!!」
スーヴァは動揺を込めた叫びを上げる。
同時にそれまでだらりと下げていた足をがに股に広げ、痙攣させはじめた。
あまりに強烈で逃げ出したいが、腰を鷲掴みにされてはそうもいかない。

頭を抜けるような幸せな圧迫感が子宮から生まれる。
そうなると勝手に膣奥から愛液が滲み出し、極太に沿って外へあふれ出していく。
次には膣が奥からキュウキュウと収縮を始めた。
怒張の感触がはっきりと感じられ、これは相手も気持ち良いだろう、とスーヴァは頭の隅で思う。
『ウウウ、ウヴフォォ……!!』
実際、密林の主はその時心地良さそうな声を漏らす。
スーヴァにはその低い響きが嬉しかった。

 ( 吼えてる……ほんとうに私の膣内が良いんだ。嬉しい。
  あの声が出る限りこの獣は、もっともっと私を気持ちよくさせてくれる…… )

いつしか、エスラから意識を逸らす、という本懐は副産物に成り下がっていた。
スーヴァは今や、何をおいてもこの快感を貪りたい、この“主様”と離れたくない、そう考えるようになっていた。否、そう『された』。
それほどに、密林の主とのセックスは痛烈だったのだ。




夜が明けた。
熱帯のジャングルに蒸し暑さがやってくる。
だが今日の格別の熱さは、単に太陽によるものではないようだ。
それは人の熱。
何を教わらずとも人が行う、『生殖』という根源的な行為で生じる生粋の熱だ。

西の森では、エスラが何十という原住民に群がられていた。
後ろ手に拘束され、胡坐をかくような格好で縛られたまま、草原に押し倒されている。
その高く掲げた尻肉の間に男の剛直が出入りしていた。

「ふっ……っふ、……ふ、うんっ……フッふうっ、ふっ……!!」
エスラは剣の稽古をする時の呼吸を繰り返す。
絶え間ない陵辱に耐えるために取った手段なのだろう。
なるほどそのおかげで、常人ならとうに酸欠で参っているような長時間の責めにも、彼女は耐え忍んでいる。
しかし乱れがないとは到底言い難かった。

エスラは凛とした美貌を草原に擦り付けながら、静かに目を瞑っている。
だがその鼻梁から滴る液体からは、彼女がどれほどの時間嬲られ、呼吸を遮られてきたのかが解るし、
美しさを際立たせる薄い唇からは涎が零れ、彼女の快感を十分に物語っていた。
ぐちゅっ、ぐちゅっと音を立て、エスラへの抽迭は繰り返される。
「うんンンん……!!」
彼女はそのたびに尻肉を引き締め、鍛えられた太腿を強張らせた。

「……っにしても、大人気よねぇあの女の尻穴は。
 せっかく女だってのに、どうしてオス共はあっちばっかり使うんだろ」
シスターの1人が頬杖をついて呟く。
別のシスターが答えた。
「そりゃあ、お尻の締まりが膣より良いからでしょうよ。
 砂漠の女は足腰をよく鍛えてらっしゃるからね、お尻の具合が最高なんじゃない?
 あのオス共って、頭は獣並みになっちゃってるけど、快感にだけは貪欲だから」
シスター達がそう言葉を交わす前で、エスラを犯す男が射精に至った。
腰を震わせ、腸奥へどくどくと注ぎ込んでいるのが解る。
「うあ……」
エスラは小さく声を上げた。
はじめの頃のように騒ぎこそしないが、目をうっすらと開けて絶望の色を覗かせている。



逸物が白濁と共に抜き去られると、エスラの尻穴が露わになった。
星型に大きく広がったそこは、泡をいくつか浮かべた後、白濁を吐き溢しながら痙攣する。
その白濁が垂れる陰唇は、こちらもまた変わり果てていた。
夥しい愛液。
胡坐を掻く形の足へくまなく艶を浴びせてわななき続けている。
「さぁて、どうなってるかしら」
シスターがエスラの横に屈みこみ、割れ目の中に手を差し伸べた。
指に力が込められると、ずるりと粘液まみれの寄生虫が産み落とされる。
「うえっ、あんなの入ってたんだ」
他のシスター達が口を押さえた。

「……うん。戦士さまのお蜜をたっぷり吸って、美味しそうに膨らんでいるわ。
 元気な子を入れてあげるから、もっともっと肥え太らせてね」
シスターはそう言い、籠の中の蟲を新たにエスラの割れ目へ埋める。
「ふあああっ!!」
エスラは叫びながら腰を跳ね上げた。
その直後、また別の男が剛直を腸内にねじり込み、苦悶の音色を高めさせる。
再び粘つく音が立てられはじめた。

エスラはそれからも苦悶を続け、やがてさらに一夜が明けてからは、すっかり様相が変わってしまう。
純真な少女のごとく垂れた瞳から涙を溢し、ひめさま、ひめさま……と呟き続けていたという。


その姫は同時刻、やはり洞穴の中にいた。
最初にエスラがさせられていたように、両脚を腰から折り曲げた格好のまま、
剛直を膣に迎え入れている。
瞳は今や快感に染まりきり、突き込みを受けるたびに足先までを快感に戦慄かせる。

そこへシスターが姿を現した。手には蟲の入った籠を提げている。
エスラを虐げ続けていた方のシスターらしい。
「主様、お食事でございます」
シスターは恭しくかしずき、目の前の獣に籠を差し出した。
獣は一旦スーヴァの腿から手を離し、その籠を開けて中の蟲を貪りはじめる。

「美味しゅうございますか? 美しい砂漠の民の愛液を、たっぷりと吸った逸品です」
シスターがそう述べる間にも、密林の主は蟲を喰らい続ける。
瑞々しい獲物からは、喰われるたびに透明な雫が滴った。
その雫は、捕食者の下に組み敷かれた王女の顔に浴びせかかる。
スーヴァは細く目を開いた。
「エスラの…………におい…………。」
そう呟いた後、うっとりとしたように再び目を閉じる。

「エスラ……聴こえる? 私ね、ヌシ様のお妃様になることにするわ。
 この方は密林の王。その方の妻は、王妃……王族よ。
 エスラ言ったよね、私は王族であり続けろって。
 これで……いいんだよね………… エスラ?」

グリーンの瞳から一筋の涙が流れ、胸元の蒼い宝石を塗らす。
だがその涙も、宝石……ラシェの国宝にこびり付く白濁を洗い流す事が叶わない。
シスターが嗤った。

「私と同じ、哀れな異国のお姫さま……。あなたの時代は、もう終わったんですよ。
 お妃様など、とんだ勘違い。あなたも私達と同じ、主様の奴隷にすぎません。
 あなた方はもう一生、この密林の“贄”なのです」

その言葉を残し、シスターは洞穴を後にする。
背後の洞穴からは嬌声が木霊し、はるかな西の森からは高い叫びを聞いた気がした。

                                
                             FIN
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テンプレート更新

やあ (´・ω・`)

ようこそ、大樹のほとりへ。

このテンプレートはおニューだから、まず見て驚いて欲しい。



うん、「また」なんだ。済まない。

仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。



でも、この新テンプレートを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない

「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。

いい加減いつまでも同じテンプレート使ってても芸がない。

そう思って、思い切って更新したんだ。


じゃあ、感想を聞こうか。


嘘ですただの気紛れです偉そうにすみません
でもカッコいいじゃないですかコレ
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