大樹のほとり

自作小説を掲載しているブログです。

2012年08月

瓦解の寸前

社会主義を掲げるアマノフ政権の最高権力者、リッター・アマノフが拉致された事件は、
世間をひどく騒がせた。
拉致実行者は某国の特殊部隊だとされている。
記録の上ではその部隊は、当初の計画通りリッター・アマノフを手際良く拘束・監禁し、
何ら問題なく某国へ引き渡した事になっている。

そう、記録には残っていない。
リッター・アマノフ拘束の際、護衛の抵抗によって負傷し、ただ一人囚われた隊員がいた事は。
その隊員……マルティナ・カメリーが、アマノフ政権を支持する急進派組織『アゼフ』によって、
苛烈な拷問を受けた事は。
マルティナは約3週間に及ぶ拷問に耐え続け、仲間の手によって疲弊した状態で救い出される。
そして先日、そのマルティナへの拷問の様子が『アゼフ』に潜入していた間諜によって語られた。

断っておくが、マルティナ・カメリーは女とはいえ、けして能力に劣る隊員ではない。
むしろ特殊部隊内でも中核を担う立場にあり、今回の拘束についても不運による部分が大きい。
そして彼女は、部隊における『華』だった。
目にも鮮やかな、赤めいた長いブラウンヘア。
北欧人特有の芸術的に整った鼻筋。
気概と責任感に満ちた瞳、ジムインストラクターさながらに絞り上げられた肉体。
軍上層部にも、個人的に彼女に入れあげている将校が複数いるという。
その彼女が囚われ拷問を受けたとあって、軍内部の動揺はそれは大きかった。



間諜はマルティナの近い過去を語り始める。

左足首に警棒の一撃を受けて倒れたマルティナは、その場で羽交い絞めにされ、
リッター・アマノフの護衛達に顔を殴られながら車の行き先を問われた。
しかしマルティナは頑として口を割らず、ここで正式な拘留となったのだった。

リッター・アマノフは当該国の民にとって、絶対的な指導者だ。
『国家の光』とすら呼び称されるその存在を奪ったマルティナは、国家そのものの敵に等しい。
ゆえに、尋問の行われる収容所へ移されるまでの間、マルティナは国民への晒し者にされる。

マルティナは服を全て取り去られ、手首と腰の縄だけの格好にされた。
そしてその足の裏に、小刀で幾重にも切り傷を付けられた。
足の裏は痛点の密集した場所だ。
しかしマルティナは、初めの一斬りに歯を食い縛って「ぐう」と呻き声を上げた他は、
どれだけ細かに執拗に足の裏を刻まれても声を発さなかった。

とはいえ、尋問する側も遊びではない。
足の裏に傷を付け終えると、彼らはマルティナを無理やり立ち上がらせ、白いラインに向かわせた。
それは、収容所まで約一キロに渡って続く、塩を敷き詰めた道だ。
道の両脇には国民の人垣が出来ており、マルティナに敵意を込めた視線を投げつけている。
マルティナは縄を引かれ、その中を歩かされた。
全裸のまま、膝を大きく振り上げる軍隊式の行進で、足裏の傷に染み入る塩の道を。

一足を踏み出した瞬間、マルティナの美しい瞳が裂けそうなほど見開かれたのを、
間諜ははっきり覚えているという。
声こそ上げていなかったが、即座に失神してもおかしくない痛みである事が伝わった、と。
そこからマルティナは、縄を引かれ、膝裏を鞭打たれながら塩の道を歩み出した。
脚を振り上げるたびに口を「あ」の字に開き、吊り目から涙を零し、歩んだ場所に深紅の染みを残して。
そのマルティナには、脇にいる国民から様々なものが投げつけられた。

それら全てに耐えながらマルティナは歩み続け、しかしついに800mほどの地点で、
脚を振り上げたまま失禁してしまったそうだ。
この時点ですでにマルティナは、焦点が定まっていなかった。
汗が頬を伝うほどにひどく、口はうわ言を呟くような呼吸を繰り返していた。
それでも止まる事は許されず、マルティナは赤い染みの他に薄黄色の染みをも刻みながら歩む。
そしてついに収容所の床を踏みしめた瞬間、糸が切れたようにその場で気絶したという。

そこが、尋問の始まりだった。



囚われのマルティナにまず加えられたのは、電流による拷問だ。
丸裸のまま電気椅子に拘束された。
電極は腕と内腿、脇腹、陰核と仙骨、膣内と直腸内部、
そして乳首に鍼を刺すようにして乳房の内部にまで取り付けられた。
その状態で、様々に電圧や通電箇所を変えながら、実に30時間にも渡って責め続ける。
一睡も許さず、簡単に答えられる質問から次第に確信へ迫って行き、
答えなくなった所で電流を浴びせる。
自律神経の麻痺したマルティナは、涙や涎、汗、愛液などあらゆる体液を垂れ流して苦しんだ。
けれどもついに重要な情報は何一つ漏らさず、
最後には尋問官達が根負けする形で、意識の混濁したマルティナから電極が外される。

けれども彼女は、解放の代わりにここで恥辱を味わうことになった。
電流責めでぐったりとしているマルティナの口に開口具が嵌められ、その中へ尋問官達が放尿を始めたのだ。
すでに抵抗する余力もないマルティナは、その美しい顔を上向けながら敵兵の小便を飲み下す他ない。
尋問官達は淡々とマルティナの口に尿を注いだ。
それは嗜虐心というより、マルティナを穢す事そのものを目的とするかのようだった、と間諜は語る。
『国家の光』であるリッター・アマノフを奪った相手に、最大の恥辱を刻み付けるかのようだと。

事実、そこからマルティナに加えられた拷問は、苦痛だけでなく羞恥にも重きが置かれていたという。



翌日、マルティナは再び電気椅子に拘束された。
ただし今度は電気を流す訳ではなく、手首足首と頭頂部を椅子に固定する事が目的だ。
口はスパイダーギャグで楕円形に拡げられ、歯並びまでをはっきりと覗かせている。
そのマルティナの口に、指を丸めた程度の直径を持つチューブが近づけられた。
チューブの繋げられた先は、レストランの厨房で使うような巨大な寸胴。

マルティナへの次の責めは、過食責めだ。
ゴム製のチューブを無理矢理にマルティナの喉奥深くに入り込ませ、
寸胴の流動食を直接食道、さらにその奥の胃へと流し込む。

「ごっ、ごおお゛っ!!ぐぉっ、お゛っ……おごっ、お゛っ……!!!!」

スープと変わらないような流動食とはいえ、胃へ直接物を送られるのは普通ではない。
さしものマルティナも、これには両目の瞳孔を収縮させ、目尻から涙を流して苦悶した。
頬は膨らんでは戻り、口の端からはしとどな唾液が零れ落ちていく。
特殊部隊の女らしくよく引き締まっていた腹部も、次第に隆起が緩やかになっていく。
しかし、マルティナにとっての苦しみはそればかりではない。
何とその流動食には、下剤までもが垂らし込まれているというのだ。

「奴らは苦しむマルティナの目の前に下剤の瓶を翳して、寸胴の中にぶち撒けた。
 どうやっても彼女が排泄できない事を知った上でな」

間諜はそう話す。
椅子に拘束されたマルティナの肛門には栓が嵌まり込んでおり、
これが椅子の構造と合わさってどれだけの圧力が掛かっても絶対に外れない仕組みになっている。
つまりマルティナは、下剤入りの流動食を腹が膨れるまで飲まされながらも、
狂おしいほどの排泄欲を解放する術がないことになる。
下剤がただの脅しではない事はすぐにわかった。
下剤が盛られてからわずか数分後、いよいよ膨らみを見せ始めたマルティナの下腹から、
雷鳴のような音が響き始めたからだ。

「ごぉおお゛おうっ!!!」

マルティナはチューブを咥え込んだまま顎を上向け、視線は逆に出来るだけの下方を見やりながら呻いた。
場の誰よりも如実に、切実に、腸内の異常が解ったのだろう。

かなり腹の膨らみが見え始めたころ……尋問官によれば約2リットルが入った所で、
マルティナの口から涎塗れのチューブが引き抜かれる。
そして電気責めの時と同じ質問が、再度マルティナに投げかけられる。
当然の如くマルティナが回答を拒否すると、尋問官は淡々と、
「ならばそのままで一晩過ごせ」
そう告げたという。
間諜はその時マルティナが浮かべた表情こそ、絶望と呼ぶに相応しいものだったと表現した。



腹鳴りと低い呻きだけが、電気の消えた部屋内に響き渡った。
尋問官達は本当にそのまま、数名の見張りだけを残してマルティナを放置したのだ。
しかし、それでもマルティナは耐え続けた。
翌日の朝には体中に鳥肌が立ち、小刻みに震える程であったが、
何の情報を漏らす事もなかった。

そして、その日もまた過食責めは続けられる。
すでに2リットルが入っている腹へ、さらにチューブで流し込む。
この時点でマルティナは、少し流されるだけで噎せかえって嘔吐を繰り返した。
胃が過食への拒否反応を示しているのだろう。
尋問官達はマルティナが嘔吐するたびにチューブを抜き出し、気道の確保を行う。
そしてまた流し込む。それを繰り返した。
人体とは不思議なもので、そうする内に、次第にマルティナも嘔吐をしなくなる。
立て続けに過食をしていると、胃は入ってきた物を素通りさせる技術を身につけるらしい。
そこでまた大量に流動食を飲ませることが可能になるわけだ。

しかし、物理的には続行が可能でも、マルティナの精神の方は着実に弱っていたようだ。
マルティナの口へ入り込むチューブは、その根元にバルブのような突起がある。
マルティナは喉奥へチューブが入り込んでくるたびに、そのバルブを視界の前方に捉えることになる。
それがトラウマと化したのだろう。
やがてマルティナは、そのバルブを見る事を恐れ始めた。
チューブが動き、バルブが視界に入ると、マルティナは眼を固く瞑って喉を震わせる。
そしてその直後、喉奥深くまでを貫かれ、ごえええっと地獄の底から響くようなえづきを上げるのだ。

その恐怖は、実に3日にわたってマルティナを追い詰めた。
2日目に4リットルまで流し込んだ後、3日目になってついに、マルティナの容量限界が来た。
実に5.36リットル。
マルティナの太腿は、その半ばほどで拘束帯を嵌められているのだが、
その拘束帯を彼女自身の膨れ上がった腹が覆っている光景は、
流し込まれた食事量の歪さをよく物語ったという。

マルティナの下腹部からは尋常でない腹鳴りが絶え間なく続き、
流動食はチューブで流れ込む端から嘔吐で押し戻される。
マルティナの体中が細かに痙攣している。
本当の限界なのだ。
丸3日かけ、下剤入りの流動食を腹が風船のようになるまで飲まされたのだから。



雷轟のような腹鳴りを聞きながら、尋問官は淡々と質問を繰り返した。
死が色鮮やかに感じられるほど苦しいだろう、いい加減に吐け、と。
しかしマルティナは荒い息を吐きながら、私をいくら拷問しても無駄よ、と答えるのみだ。
尋問官達はそれを聞き、苛立ったようにマルティナの背後に回った。
そして肛門のプラグを壁から伸びるチューブに繋ぎ、その繋ぎ目のスイッチを押す。
するとグゥゥゥウンという重苦しい音と共に、肛門のプラグがうねるように振動し始める。

「う!?んう、゛う゛ええええええ゛え゛っっ!?」

これにはマルティナも堪らず、激しい反応を見せたという。
溜めに溜め、溜めに溜めた3日分の排泄物、それをミキシングされるのだから。
きっと膨れた腸そのものが絡み合い、渦巻いているような感覚だろう。
マルティナはひとしきり苦しみ、叫んだ後に、白目を向いたまま口から吐瀉物を垂らし始める。

「ふん……死なれても困るからな。感謝しろ、ひり出す機会をやる」

尋問官はそこでようやく落ち着きを取り戻し、マルティナの拘束帯を解いた。
いよいよ排泄だ。
高手後手に縛ったまま胡坐縛りで天井から吊るし、下に巨大なガラス容器を置く。
そしてプラグが抜かれると、マルティナの苦悶の声と共にすぐに排泄が始まった。

空中で胡坐という、極めて力の込めづらい体位に加え、
72時間をかけて体内に流し込まれた異物の量も並大抵ではない。
その排泄には当然苦難が伴い、マルティナは眉根に溝を刻み、唇を引き結び、
腹筋するように両脚を胸へと引きつけて腹圧を高めることによって排泄を為した。
おそらくは、何人もの男達の蔑んだ視線に晒されながら。
桜色の肛門は収縮を繰り返しながら汚物を垂れ流す。

ビビブブヴヴブリリッ、ブブリュリュビブブブッヴブッ……!!

間諜が持参したレコーダーには、そのような異音が記録されていた。
まるでショートした機械が発するノイズのように、女の恥辱の音が響き渡る。
汚物は、息んで揺れるマルティナの肛門を中心に円を描くように迸り、巨大なガラス容器にさえ収まらず、
蕩けた身をスライムのように床へと滴らせていく。

「見事なぶち撒けぶりだ。情報もその調子でお聞かせ願いたいものだが」

冷やかすような尋問官の声。それにマルティナの苦しげな声が答える。

「……あ、生憎と、社外秘よ」
「だからこそ……だよ。だが、まあいい。直に話したくて仕方無くなる」

そう呟く尋問官の声は、淡々としながらも明確な狂気を孕んでいた。



恥辱の排泄の後、マルティナは鉄格子の並ぶ地下牢へ移される。
休息の為ではない。
マルティナを地下牢へ連れ込んだ黒人2人は、そのまま扉を閉めてマルティナを犯し始める。
床へ横たわった1人がマルティナを腰の上に乗せ、先ほど排泄を終えたばかりの肛門へと怒張を宛がう。
それは正しく『怒張』と表すべき、凶暴なまでの長さと直径を誇っていたようだ。
血管さえ浮き立たせたそれが、マルティナのやや開いた肛門を押し広げ、有無を言わせず侵入する。

「あぐゥっ……!!」
さほど経験が豊富とも言えないのだろう、マルティナは後孔への挿入に眉を顰める。
黒人男はそれを意に介さず、下からマルティナの腰を掴んで深々と怒張を埋め込んだ。
そうしてからゆっくりと引き出すと、その幹に沿って微かな汚物の線が走っていく。
あまりにも腸内の物体が多く、先刻の長きに渡る排泄でも、出し切るには至らなかったのだろう。

機械で犯す方法もあるにも関わらず、わざわざ生身で犯すのは、恥辱を与える為だ。
間諜はそう分析していた。
本来出すだけの排泄の穴を、性交に使われる。
これはプライドの高い女にとって、大変なストレスになるのだという。

黒人は美女の流す穢れを勝ち誇ったように眺めながら、怒張の抽迭を開始する。
肛門の奥で水気のある破裂音のようなものが響き、同時に汚物が少しずつ掻き出され始める。
屈辱が疲労を後押しするのか、マルティナは次第に肩で息をするようになる。
すると傍らに立っていたもう一人が、やおら彼女の髪を掴んで自らの逸物を咥えさせた。
「ん゛ぼぉっ!?」
マルティナは短く呻きを上げたそうだ。
荒い呼吸をしていた所へ急に怒張を捻じ込まれ、さしものマルティナも動揺を表す。
しかし手は後ろ手に拘束されており、男の強要するイラマチオを拒否する術がない。
マルティナは男の求めるがままに頭を前後させられ、喉奥を蹂躙される。

元より万全な喉の状態ではなかった。
腹がはち切れる本当の寸前まで流動食を詰め込まれ、それを三日間維持し、
ようやくの排泄でも腹筋になけなしの力を込め続けた。
嘔吐の感覚は常に喉元にあり、実際幾度も小さな嘔吐を繰り返していた。
そのような状態の喉を蹂躙されたならば、それは必然だったと言えるだろう。




「ごぉおお゛げろっ……!!げぇおお゛っ、っげげっかっっ……!!!!」

乾いた物を引っ掻くような音と共に、剛直を深く咥え込んだマルティナの唇から吐瀉物があふれ出す。
詰め込まれていた流動食にいくらか黄を混ぜた汚物を、小刻みに。
だが喉を犯す男もまた、この変化によって慈悲を見せるような事はなく、
むしろいよいよ深く鋭く、怒張を開いた喉奥へとねじり込む。
吐瀉物はマルティナの顎を越え、喉を伝い、乳房を抜けて下になった男の腹部にまで滴っていく。
その滴った先では、なおも肛門を怒張が責め抜いており、汚物を腰一杯に掻き出し続けていた。

「おごあぁああ゛ああああ゛!!!ふぅお゛、お゛あ、あごぉう゛おおおおっっ!!」

マルティナは声ならぬうめきを地下牢に響かせ、自らの汚物の匂いと男2人の雄臭を吸いながら、夜を通して犯され続けたそうだ。
様々に体位を変えながら。
例えば後ろ手に縛られたまま、尻を突き出す格好でうつ伏せになり、獣のような体勢で。
ぐったりとしたマルティナの尻穴に、深々と剛直が出入りする。
痙攣する両脚の間に、掻き出された汚液が液だまりを作っていく様を、マルティナ自身の瞳が追う。
マルティナは追い詰められていった。

「いやああああああああっっっ!!!!!」

さらに数日後。
両脚を揃えたまま伸ばす格好で、狭まった尻穴を犯されていたマルティナは大声を上げた。
すでにその美しい脚は余すところなく汚物に塗れており、見る影もない。
マルティナの美貌は穢されきっていた。
けれども。
極限状態ゆえの防衛本能か、犯される尻穴よりやや下の秘裂は、滴るほどの愛蜜に塗れていたそうだ。
まるで、排泄の穴を無慈悲に陵辱されて喜ぶかのように。
彼女は本当に追い詰められていた。危ない所まで。

仲間が救援のために踏み込んだその時も、マルティナは汚物塗れで尻穴を犯されていたという。
信じられないほど太い剛直で容赦なく貫かれ、秘部を濡らし、口を眼一杯に開きながら。
あと3日救出が遅ければ、きっと自分は、何もかもを投げ出していただろう。
何もかもを壊され、解放されて。
救出後のマルティナは毛布に包まれながら、うわ言の様に告げたそうだ。


              
                            END
続きを読む

ビッチ語り

……どんなセックスが一番凄かったか、って?
100人以上とやった中で、それを思い出せって言うの?

ま、意地悪は抜きにして、一番はやっぱりドラッグセックス。
自分からやった訳じゃなくて、友達に凄い所あるらしいよって紹介されて、
いざ行ってみたら皆キメてた。
あーこりゃヤバイなって思って逃げようとはしたんだけど、私だけ腕掴まれた。
それで輪姦だよ。
自分で言うのもアレだけど、私って結構男好きするルックスでしょ。
おばあちゃんがイギリス人なお陰で、こんな自然な二重に、キレイな鼻筋だし。
アンタ自身もさっきから、私のオッパイと脚、見まくってるじゃん。
だからあのパーティーでも、集中的に狙われたんだよね。

ドラッグって凄いよ。
決めてからベッドにボーッと座って、目の前の乱交眺めてるうちに、
まず景色がキラキラ輝いてくるんだよ。
シャンデリアの中にいるみたいに。
それから信じられないくらいに気分が軽くなって、同時に神経が研ぎ澄まされる。
空気が肌を撫でるだけで感じる。
そんな状態で突っ込まれたら、もう頭ん中真っ白だよ。
訳わかんないこと叫びながら感じて、前に入れられながら初めての二穴されても、
気持ち良いとしか感じなかった。
前からも顎掴まれて三穴になったけど、涎垂らしまくりながら奉仕した。

それで、世間で言われてるように、あっさり中毒になっちゃったんだよね。
今はもうスッパリやめてるけど、その時はクスリ無しじゃ不安になって、
週に二度はパーティーへ行くようになった。
っていっても5回目で、会場が警察に踏み込まれたんだけどね。
外が騒がしくなって警官がなだれ込んできた時も、普通にやってたよ。
立たされて手錠かけられる寸前まで、男の上で腰振ってた。
で、連行されちゃったわけ。



塀の中に入ってからも、変わった経験したな。
『新米警察官へ向けた、ドラッグセックスの異常性を示すビデオ』の撮影協力。
協力すれば刑期が短くなるって話だったから出てみたけど、異常だよね。
表向きは女優を使ってる事になってたらしいけど。
他にもクスリ使って服役してる子は何人もいたのに、わざわざ私とか。
絶対顔で選んでるよ。

あの撮影は今でも忘れられないな。
怖い顔した警察官が何人もいる中で、全裸のまま椅子に腰掛けた。
カメラとかレフ板とか、やたら本格的な設備の前で。
しばらくして撮影が始まると、1人が錠剤とコップ入りの水を渡してくる。
錠剤は本物のMDMAだって事前に聞かされてた。
すでに汚染されてる薬物患者に、あえて本物を使って実験サンプルにするとか。

効果は数分もしないうちに出た。
目の前がキラキラしてきて、感覚が研ぎ澄まされて、興奮して。
その変化していく様子を、眼を開いてペンライトで照らされたりしながら記録される。
記録が終わると、次は後ろから腕が伸びてきて、私の胸を刺激してくる。
ゴム手袋を嵌めた手で、いかにも事務的って感じで揉んで、申し訳程度に乳首を転がす。
正直そんな責めで感じるかって、最初は無表情保ってたんだけど、やっぱクスリって凄いね。
時間が経つにつれて、その単調な責めでもジワジワと興奮してきた。

乳房が張ってくる感覚がまずあって、乳首を指で挟まれる度に、勃ってきてるのが解った。
実際、視界の下の方にはすっかり赤らんで尖ってる乳首が見えてたしね。
腋の下にすごい汗が出て、息が上がって、あっ、あっ、って喘いでる自分の声が聴こえてた。
鎖骨に水滴が落ちる感じで、涎が垂れてるのもわかった。
身体の横へ自然に垂らしておくように、って指示された手も、握りしめたり、太腿を掴んだり。
明らかに自分が発情してきてる様子を淡々と撮影されるのは、すんごい恥ずかしかったよ。



一通り胸への愛撫が終わったところで、次は脚を開くように指示を受けた。
正直、濡れてるのが自分でも解ってたから嫌だったけど、従うしかないよね。
肩幅くらいに足を開くと、やっぱし、小さな水溜りくらいの液が見えた。
それを一台のカメラが接写しながら、白衣を着た1人が私の脚の間に屈み込んでくるの。
その人は胸ポケットから色紙とスポイトを取り出して、私の愛液に浸した。
そうして色の変わった紙と、液を少し吸い取ったスポイトを隣の人間に手渡して、
両手で私の脚を大きく開かせたの。

そこからは手でされた。
やっぱり薄いゴム手袋を着けた手で、機械的に膣の中を刺激されて。
別に上手い訳でもないけど、何しろクスリのせいで空気が触れるだけでも感じるような状態だからね。
段々と昂ぶってきて、何度も声上げちゃった。
椅子の座る所に両手をついて、投げ出した脚をピーンと伸ばして感じまくった。

「ああああ、いくっ、いくいくっ、ひぃいふぐううううっっっ……!!!
 あはっ、だ、だめぇっ、はあ゛あいくっ、いくっからぁ、ふわぁああうああっ……!!」

これが、後で見せてもらったビデオに記録されてた音声。
もうこの時点でかなりヤバかったんだなって、改めて思うよ。
単純な指責めでも愛液はじゅくじゅく出てきて、何度か潮も噴いてた。
その一部は白衣の人の顔にも掛かってのに、まるで表情も変えずに淡々と責められた。
もうダメ、休ませてっていっても、決められた30分間はきっちりと責め抜かれた。
『こんなのが、若い警察官みんなに見られちゃうんだ……』って思うと悔しかったけど、
涙と涎はもう止まるようなものじゃなくて、30分後には顔を拭きたいぐらいだった。

でも、その指責めでもまだ終わりじゃない。
本番のドラッグセックスの実演が、その後に控えてたから。




“ドラッグセックスの異常性を認知させる”ってコンセプトは成功したと思う。
あの時の私を見れば、誰でも異常だと思うよ。
よく鍛えた逞しい男に正常位で抱かれながら、ビデオの中の私は感じまくってた。
実際の私の感覚としては、ただ快感を貪りたいばっかりで、よく覚えてないんだけど。
男に抱きついた時の筋肉質な感じは、珍しいなって思った記憶がうっすらあるけど。
基本的には気持ちよくなろうとするばっかりだった。

腰を上下に揺さぶって、相手の腰に無意識に足を絡めて繋がった。
常に大口を開けて、何か聞き取れない事を叫んでた。
映像を見ると相手の男も歯を喰いしばってるから、相当強く締まってたんだろうね。
でも私自身も余裕なんてなくって、そのうちベッドのシーツに後頭部打ち付けるようにし始めて。
いくいくいくいくって叫んでるのと、足元のシーツがどんどん濡れてったのは覚えてる。

正常位で散々やったら、次はバック。
白目剥いたまま頭ガクガク揺らして、吐く寸前みたいな顔で感じちゃって。
そうかと思えばだらしなく口開いて、甘ったれた女に嫌われそうな眼して感じもしてた。
後からビデオ見ても、自分の顔だって解らないくらいに乱れてた。
何度も何度も潮噴いて、音が割れるくらいに絶叫して、脚を震わせ続けてた。
何時間もね。

それが、今までで一番凄かったセックスかな。
参考になった?

…………あ、もうこんな時間か。
ごめん、もう次の撮影始まっちゃうから、ここで切り上げ。
じゃあーね、今度の新作もヨロシク!



                                    終わり
続きを読む

噴き上げ

警官という人種は、ある意味最も犯罪に近い存在だ。
ほんの僅かな読みの甘さや誤算で、本来犯人を追うところが、
逆に犯罪の下手人に仕立て上げられる事もある。
私もそんな一人だ。
嵌められたとはいえ、刑務所に警察関係者が収監される。
これはすなわち、地獄の始まりを意味していた。

部屋内での壮絶な『いじめ』だ。

雑居房の数人は、初対面から明らかに私を疎んじていた。
けれども一度だけは選択権が与えられた。
現行で虐められている女囚への暴行に加われば、
虐めを受けずに済むという具合だ。
言うまでもなく、元警官である私がそんな条件を呑む筈がない。
つまり、虐めの標的が私に変わるのは、半ば必然であったといえた。

外傷が残る事を恐れてか、殴られる事はない。
けれども問題は、女子刑務所には同性愛者……レズビアンが多いということだ。
私に加えられた虐めも、主には性的なものだった。

始まりは、三日目の夜。
眠りに落ちかけた私の腕を、唐突に数人が掴みあげた。
そして別の1人が私の唇を奪いながら、囚人服を捲り上げはじめたのだ。
私は勿論驚きこそしたが、抵抗はしない。
来るべきものが来ただけだと、毅然として虚空を見つめていた。



女のテクニックは相当に巧みだった。
キスを交わし、左手で胸を弄りながら、右手でクリトリスを転がす。
そうして秘部へ湿り気を帯びさせたのち、秘唇を愛し、
いよいよ昂ぶったところで内部へ細く長い指を入り込ませる。
楽器を奏でるかのような指遣い。
私の『Gスポット』はまるで見えているかのように容易く看破され、
指の腹での幻惑に晒されることになった。

波打つように、脳が自然に受け入れてしまうようなリズムの責めだ。
弱く責めるときは母親の撫で付けのように、
けれども力を込めるべき時には、熱い針を差し込むように明確に押し込む。
私はその責めに、確かに昂ぶらされていった。

「潮、噴かせてあげるわ。婦警さん」

耳元でのその宣言通り、私はその夜、3度もの潮噴きを経験した。
潮を噴くという行為が、傍目にも明確な区切りなのかもしれない。
ともかくも私は、その一つの絶頂へ向けて幾度も昂ぶらされた。
2度目までは、背中に嫌な汗を感じながらも必死に耐え忍んだが、
さすがに3度目ともなれば、背中を弓なりに浮かせながら、
んお゛お゛お゛、と濁った悲鳴を上げずにはいられなかった。
けして恥を忘れた訳ではない、極感を身体の中だけでは押しとどめておけなかっただけだ。
事実、朝になって掛け布団がどけられ、がに股になった脚と失禁したようなシーツの痕を笑われた時は、胸が締め付けられるように恥ずかしかった。
私が来る前まで虐められていた女囚さえも、嬉々として笑っていた。

これが、始まりだ。



それからは、次の日に作業がない、休みの前夜に私への嬲りが行われるようになった。
残飯を固めて作った擬似ディルドウを涎まみれで咥えさせられながら、秘部を刺激される。
その屈辱的な責めを幾度も受けるうち、私の膣は、それぞれの指で容易く潮を噴くように開発されていった。
目線を交わすキスを強要されながら、秘部を数十秒も弄くられれば、
それだけでドロドロに濡れてしまうほどに。

今夜もまた責めが始まる。
畳んだ布団を4つ積み上げた上に、仰向けに寝かされ、手足を大の字になるよう掴まれる。
その上で秘部に指責めだ。
顔の方は後ろ髪を掴まれて喉を晒したまま、例の残飯ディルドウを咥えさせられる。
意地の悪いことに鼻を摘まれて奥まで突き入れられるため、
私はみっともなく涎を吐き零しながら涙するしかない。

その屈辱的な上半身を余所に、秘部はいよいよ扇情的に燃え上がる。
慣れた指遣いで秘部を責め立てられると、堪えようもない電流のような快感が下半身を突き抜ける。

「あ、出た出た。すっごい勢い!」

そう実況されるまでもなく、私自身も熱い部分が潮を吹き上げたのが解っている。
足首を掴まれた両脚を何度も暴れさせ、筋張らせながら、私は哀れな快感に翻弄される。

「ほぅーら凄いよ。観てみなよ、今の自分のオマンコ」

口からディルドウが抜かれ、髪を掴んで上体を引き起こされる。
濡れた視界に映るのは、秘唇を捲り返すような勢いで責め立てる女の手首。
キチュキチュキチュキチュと何ともいえない水音が繰り返され、
それに応じるように透明な飛沫が床に散る。
その動きと、私の下半身を巡る電流のタイミングは見事に一致していた。
巡る電流が弾けるたびに、自分でも密かに自慢だった美しい脚線が震え上がる。
私の頭を、雑多な情報が錯綜し、そして。

「…………あはっ…………」

気付けば私は、だらしなく口元を緩めて笑みを漏らしていた。
その顔は場の注意を惹きつけ、全員にしっかりと目撃された。

駄目だ。

きっともう、駄目だ。

私は誇り高い警官であるつもりだった。
何年後も何十年後も、そうあるつもりでいた。
けれども私は今、何か大切なものを噴き上げながら、空虚なものへと成り果てようとしている。




                 終わり
続きを読む
アクセスカウンター

    ありがたいコメント
    さくさく検索
    月別アーカイブ
    メッセージ

    名前
    メール
    本文
    プロフィール

    kunsecat

    • ライブドアブログ