※ いつになくスカトロ注意!『強制食糞』があります!


「待ちかねたぜ、美人刑事さん。ようこそ俺達の巣へ」

閑散としたバーの中、人相の悪い男が入り口へ視線を向ける。
場には他に似た印象の男達が数名おり、口元に薄笑いを浮かべていた。
彼らの視線を集めるのは、ひどく鋭い印象を与える女だ。
嘉川冴月(かがわさつき)。
濃紺のトレンチコートを羽織り、薄手のセーターとジーンズを覗かせている。
やや固い格好ながら、極上の女であることは一目で見て取れた。

櫛の通りの良さそうな、肩甲骨までの黒髪。
変化の解りやすい、柳のように細い眉。
意思と責任感の強そうな瞳。
控えめな鼻梁に、物事を細かく追求しそうな薄い唇。
同僚からさえ『アイスピック』と揶揄される、その潔癖で緩みのない雰囲気は、誰が見ても警察の女だと気付くだろう。

「まずは、捜査協力に感謝するわ」

冴月は後ろ手にドアを閉めて歩を進め、脱いだトレンチコートをカウンターの椅子に置いた。
薄手のセーター越しに、豊かな乳房が露わになる。
腰のくびれ具合も、そこから下に広がる安産型のヒップも、思わず男の生唾を誘うものだ。

「…………約束通り、見返りに何でもする。今夜一晩、好きにしなさい」

屈辱的な瞳で告げる冴月。
本来、身体で情報を得る類の女ではないが、状況はそれほどに逼迫していた。
タイムリミットはあと二日。
それまでに、現時点で何の手がかりもない犯人像を特定できなければ、首都圏で途方もない数の人命が犠牲になる。
その中で特捜部として事件を追っていた冴月が、有力な情報源としてついに探り当てたのが、バーにいる男達だ。
圧倒的優位に立つ相手に、まともな交渉は成立しない。

『……どうしてもってんなら、アンタ一人で俺達の元へ来な。そして一晩、“何でも”俺達の言うことを聞くんだ。
 特捜の嘉川冴月がそれを呑むってんなら、特例の特例として、ネタを提供してやってもいい』

そのような条件にも、冴月は断るという選択肢を持ち得なかった。
警察と裏社会の情報を網羅しているような相手だ。下手に策を弄せば、すぐに悟られる。
『アイスピック』の冴月とて、嫌悪感を押し殺して要求を呑むしかない。

「……へへ、そうかい。こんな極上の女に、そうまで言われちゃあ悪い気はしねぇな」
「うひひひ、見れば見るほどに、イイ女だなァ。評判の美人刑事のカラダ、たっぷりと堪能させてもらうぜ」

男達は下卑た笑みを浮かべたまま、冴月の身体を取り囲む。
顎を掴まれて口づけを強いられ、背後から乳房を揉まれながら、気高い女刑事は静かに拳を握り締めていた。





床には男女の衣類が散乱していた。
冴月が来店時に着用していたものも混じっている。全てが脱がされているようだ。
薄暗いフロアとは対照的に、スタッフルームには灯りがともっており、奥からギシギシと木の軋む音がする。

中では、冴月が男の一人に抱かれていた。ベッドの上で太腿を掴まれ、正常位で貫かれている。
シーツへついた右肘を支点に、半身を起こす格好の冴月。
その唇にブランデー入りのグラスが近づけられた。やや強引に押し当てられる。
冴月は、その頬の紅潮からするとすでにかなりの量を飲まされているようではあったが、グラスが傾く動きに逆らわない。
グッ、グッと喉を鳴らして飲み干していく。
空になったグラスが離されると、鼻から深く息を吐いた。唇が僅かに震え、瞳がとろりと潤んでいる。

「酒は最高の媚薬ってなぁ、本当だな。この女、かなり感じてきてるようだぜ。
 膣ヒダは膨らんで締め付けやがるし、子宮口もすっかり固くなってよ。顔は澄ましてやがるがな」

冴月を抱く男が笑った。
冴月は酔いの回った状態で抱かれながらも、視線を虚空に泳がせ、無表情を保っている。喘ぎ声すら漏らさない。
男達は各々に酒を呷りながら、そうした女刑事の意地を面白がっている。
男は冴月の左脚を持ち上げて側位に移り、そこからさらに脚を下ろさせて後背位になった。
ゆったりと腰を使いながら、男の親指はふいに冴月の尻肉を割る。
指先が捉えるのは、その合間にある菊のような蕾だ。

「くっ……!」

冴月が、初めて小さく声を漏らした。
親指が前後に揺れながら浅い侵入を果たすと、屈辱に耐えかねたように振り向いて男を睨む。
男は優越感を感じさせる笑みを見せた。

「もう一つの条件の方も、守ってきてるんだろうな」
「……当然よ。今日から遡って一週間、排便をしていないわ。食事もしっかりと和食を摂った。文句ないでしょう」

冴月が答えると、性交を横で見守っていた男が彼女の腹部を撫でる。

「なるほど、確かに張ってやがるな。良いだろう」

そう言いながら、銀のトレイに入ったある物を冴月の視界に入れた。
ピンク色をしたイチジク型の容器。イチジク浣腸と呼ばれるものだ。それが10個入っている。
それを見た瞬間、冴月は表情を強張らせた。

「クソを溜めとけと言われた時点で、予想はついただろう?
 こいつを自分の手で注入して、腹の中のモンをひり出してもらうぜ」

男が容器の一つを取り上げ、冴月の顔の前に翳す。
冴月は額に一筋の汗を流し、形のいい唇を噛みながら、渦巻く悪意に晒されていた。



「へぇ、頑張るじゃねぇか。特捜の美人刑事さんよ」

壁に寄りかかって立つ冴月を肴にし、男達は美味そうにグラスを傾ける。
冴月は真裸のまま、壁に手を突いていた。
その足元には、すでに注入の役目を終えた浣腸の容器が転がっている。
一週間便を溜め込んだ上で、10個のイチジク浣腸。
それは冴月の腹部に狂おしいほどの便意を催させ、尋常でない腹鳴りを引き起こす。
しかし、冴月は耐え忍んでいた。

「はっ、はぁっ、くっ……あ、うっく、あ゛……っく…………!!」

荒い呼吸を繰り返し、苦しさに喘ぎながら。
美脚はひどく痙攣しており、肩幅に開いた状態から、ともすれば内股に崩れそうになる。
括約筋にも明らかな決壊の兆しが見えており、蕾から溢れた茶色の筋が、白い内股を汚している。
それでも冴月は、必死に噴出を堪えていた。
男達は二台のハンディカメラでその様子を撮影していた。
流通させる気はなく、あくまで仲間内で愉しむ為だと言うが、本当の所など解ったものではない。

どれほどの時間、冴月は耐え忍んだことだろう。
やがて冴月は、誰の目にも明らかなほどの限界を見せ始めた。
上半身が壁に貼りつくようになり、膝が落ちるのをかろうじて押し留める。
口から漏れる声はもはや意味を成しておらず、弱弱しい音でしかない。

「そろそろか……おい、受け止めてやれ」

カメラを回す一人が命じ、冴月の近くにいた男が巨大なガラスボウルを美脚の間に差し出した。
それを視界の端に捉えた瞬間、とうとう瓦解が始まる。
茶色い汚物が堰を切ったようにあふれ出し、ガラスボウルの丸い底を滑って跳ね上がる。
その液黙りの中へさらに本流が続き、飛沫を上げる。
液の噴き出しが止まれば、次に肛門を押し拡げるのは固形物だ。
浣腸液に溶かされて半ば液状となった黄色い便が、まずはあふれ出す。
続いて、なお固さを残したままの茶色い便、そして塊になったままの浅黒い便。

「おお、すげぇすげぇ!!どんどん出てきやがるぜ!!」
「ひひ、しかもえれぇ匂いだ!評判の美人刑事でも、一週間も溜め込めばこうなるんだな」
「すらっとした脚が、震えながらクソをひりだしてやがる。こいつぁ抜けるぜぇ」

様々に罵詈雑言が交わされる中、冴月は羞恥に耐えながら排便に意識を集中する。
恥を晒すのは一時でも短くしたかった。
やがて排出が一通り終わった後、男が冴月の肩を押し込んで身を沈めさせる。

「ちゃんと全部出し切ってるのか?一週間分のクソってなぁ、浣腸した所でそう一気に出せるもんじゃねぇぞ」

そう諭すように言い聞かせながら、がに股の格好で腰を落とす冴月の尻穴へ指を入れた。
今度は以前のように浅くではなく、第二関節のさらに先まで、深く潜り込ませる。

「お、お゛っ!!」

冴月の声が漏れ、それに続いて尻肉の合間からぐちゅぐちゅと水音が漏れ始めた。
ほら、まだ出るじゃねぇか。
男が小さく囁いた直後、ガラスボウルに水の跳ねる音がする。
そこから二度ほど途切れがちに水の流れる音がし、さらにまた固形物が水へ落ちる音。

「どんどん出てきてるようだな。はしたねぇこった」
「へへへ、特捜の美人刑事がガニ股でクソ掻きだされる姿なんざ、人生で二度見られるもんじゃねぇ。
 オイ、カメラしっかり回しとけよ!」

冴月は、しばし恥を忍び続けた。
屈辱は相当なものだったが、排便まで晒したのだ。これ以上は無いだろうと思っていた。
ようやくに汚物のこびりついた指を抜かれた後、冴月は床に腰を下ろして息を吐く。

「…………さぁ、言う事は聞いたわよ。後はそっちの番、情報を頂戴」

仕事用の鋭い瞳に戻って告げる冴月。
しかし、男達はそんな彼女を見下ろしながら口元を緩めていた。

「オイオイ、何を言ってやがる。夜はまだ長ぇんだ、本番はこれからだぜ?」

男達はそう言いながら、汚物の入ったガラスボウルを冴月の鼻先に突きつけた。
冴月は立ち上る臭気に美貌を歪める。
こいつを、喰ってもらう。
間近で囁かれた言葉に、冴月は一瞬表情を凍りつかせ、耳を疑うように男達の顔を見つめた。

「聴こえなかったのか? 喰うんだよ、一粒も残さずに。
 潔癖で知られる特捜の美人刑事が、自分のひり出したクソを喰わされる所が見てぇんだ。
 嫌なら別に、このまま帰ってもらってもいいんだぜ。アンタさえ良けりゃあな。
 ただ、警察の人間がわざわざ俺達に協力を請うんだ、事態はかなり差し迫ってると見えるが。
 お前の覚悟の弱さのせいで、一体何人が死ぬのかな」

男達は巧妙だった。痛いところを突き、冴月の逃げ道を塞いだ。
冴月は、彼女にしては珍しく狼狽を露わにする。
瞳孔が開き、視線が定まらないその様は、何とも嗜虐心を煽るものだ。

しかし、数秒の後。彼女は決意を固めた。

「…………わ、わかったわ…………」

正義感に燃える瞳で男達を睨み上げ、強い口調で自己犠牲の道を選び取る。
男達は、その気丈さに手を打って喜んだ。





男は、座ったままの冴月の首を左手で抱え込み、右手を別の男が支えるガラスボウルに浸す。
そして中身を手でかき混ぜ、一掬いして冴月の顔に近づけた。

「抵抗すんなよ」

そう釘を刺してから、汚物の付着した手で冴月の口を塞ぐようにする。
冴月は目を閉じたまま、されるがままになっている。
口を開けろ、と男がドスの利いた声を上げた。
冴月は薄っすらと目を開き、続いて閉じていた唇を開く。
男は間髪入れず、その口の中に糞便を塗り込んだ。

「む゛っ!!」

噎せるような声が漏れる。しかしそれを意に介さず、男は汚物を擦り付ける。
一旦手の平が離されると、冴月の冷ややかな美貌は、その唇から下が無残に茶色く汚れていた。

「はははは、美人刑事さんのキレーな顔が台無しだ!!」
「相変わらず澄ました顔しやがって。オイ構うこたねぇ、ドンドン喰わせてやれ!」

男達の野次が飛ぶ。
冴月を抱える男は、言われるまでもないとばかりに次の汚物を手に取った。
今度は、小さな塊ともいえる便だ。
それを開かせた冴月の口の中へ押し込む。
ピンクの舌の上に、茶色い塊を乗せたままの顔。
しかし冴月は、薄く開いた視線を横に投げ、健気に涼やかな表情を保っている。

男はそれに嗜虐心を煽られたのか、次々と汚物を手にとって冴月の口内に押し込んでいく。
泥のような半固形物と、その溶け出した汚水、碁石ほどの大きさの汚物塊。
それを口一杯になるまで押し込んでから、男は冴月の顎を掴んで咀嚼を強制する。

「よぉーく味わえよ、自分の腹にあったクソなんだからな」

嬉しそうに言いながら、咀嚼させる。その最中、ついに冴月が一線を超えたのか低く呻く。

「うむ゛ぐ゛っ!!!」

目を見開いて吐き出そうとするが、男の手が唇をしっかりと押さえつけてそれを阻む。
逃げ場所を失った汚物が口内へ戻り、冴月の呻きを一層哀れなものに変える。
男達は、それを可笑しそうに見下ろしていた。


「おら、我慢して呑み込め。お前のひり出した一週間分のクソは、まだまだ、まだまだあるんだ。
 全部喰わねぇと、いつまでも終わんねぇぞ?」

男はそう言いながら、眉を顰めて悶え苦しむ冴月を追い込んでいく。
それでも冴月は大したものだった。

「お、おえ゛っ!!おおえ゛っ、ご、ぐぉっ……!!!……あ、はっ、はあっ……ろ゛あ、あ゛っっ!!!!」

糞便を口に押し込まれ、生理的嫌悪から苦しみつつも、その腕はだらりと床に垂れたままだ。
本当に抵抗するならば、糞塊を押し付ける男の手を払いのける事もできるだろうに、それをしなかった。
あくまでもされるがままになっている。その心意気は、並ではない。

「最近はアダルトビデオでも食糞ってヤツをよく見かけるようになったがよ、ありゃあ殆どが紛いモンだ。
 こうして正真正銘ひり出したクソを喰うとなりゃ、到底ヘラヘラ笑ってなんぞいられねぇ。
 横にいる俺まで、気を緩めると吐いちまうほどだからな。
 お前ら、気合入れて撮っとけよ。モノホンの美人刑事が、ハードなスカトロで悶絶してる様をなぁ!!」

男の言葉を受け、二台のカメラは一つは上空から、もう一つは前方から、食糞の様子を余すところなく撮り続ける。

「う゛っ!!」

ある時冴月は目を見開き、身体を大きく前傾させて息を詰まらせた。

「オイオイ、今にも吐きそうだなぁ。つらいんならギブアップして帰るか、刑事さんよ?」
「……っ…………い、いいえ。続けるわ」

男が試すように問うと、冴月は無理矢理にこみ上げるものを飲み下して続行の意思を示す。
男達はその気高さに気を良くしながら、汚物をボウルの中で捏ね回した。

「へーぇ、『続けるわ』ねぇ。ご立派だけど、なんか偉そうな言い方じゃねぇか?
 こっちはテメェのひり出したクソを掴んで、喰わせてやってる身だぜ。せめておねだりしろよ。
 おら、何ていえば良いんだエリート刑事さんよ?」
「ぐ……っ!!…………お、お願いします……。わ、私の出した、べ、便を…………食べさせて下さい」
「だから気取るなって。便じゃなくて、ウンチって言え」
「う……うんちを、食べさせて……くだ、っさ……い…………」
「ふん、どうした、そんな人生の終わりみてぇな深刻そうな顔してよ。まぁいいや、喰えやおら」

男は満面の笑みを浮かべながら、大量の汚物を掬い上げて再び冴月の口へと押し込み始める。
冴月は決死の表情で大口を開き、それを受け止めた。
男達に容赦はない。
再度小さな嘔吐の予兆が起きても、両の手の平で完全に口を包み込むようにして無理矢理に飲み込ませてしまう。
冴月は脂汗にまみれながらそれに大人しく従うが、そこにはやはり無理があり、生足がびぐん、びぐんと苦しげに痙攣した。
床に垂れていた手が持ち上がり、つい男達の腕を掴もうとする寸前で、震えながら床へ戻される事もある。
それらのいじましい葛藤は、彼女を囲む男達にとって最高の肴となった。

男達の手で無理矢理に押し込まれる糞便は、幾度も冴月の薄い唇からあふれ、彼女の美しい顎や鼻筋、首に至るまでを少しずつ茶に染め上げていく。
それはまるで、彼女の体内が汚されていく様を象徴するかのようだった。

「しっかし量の多いクソだな、ボウルの三分の一ぐれぇ埋まってるじゃねぇか。本当に全部喰えんのかよ」
「バーカ、喰えるかどうかじゃなく、喰わせるんだよ。ああして無理矢理突っ込んでよ。
 はははは、またすんげぇ声が出てるな、低すぎだろ。…………っと、あーあーあバカだね、吐きやがった」

男達の見守る前で、何十度目かの咀嚼を繰り返していた冴月が、堪らずといった様子で嘔吐する。
素早くガラスボウルが差し出され、口内からあふれる夥しい量の汚物と、白い吐瀉物の流れを受け止めた。

「せっかく半分ばかり喰えてたってのに、全部戻しちまうとはお前も好きモンだな、しかも、量が増えちまった」

男はそう言いながら、再度汚物を手の平一杯に掬い上げて冴月の口内へ押し込む。

「ガッ、ああ、あ゛っ……!!!ふんむ゛ぅうう゛う゛うあ゛っっ!!!!!」

苦悶の極みといった表情で呻く冴月。
その左の目尻から一筋の雫が流れていくのを、カメラが小憎らしいほど的確に捉えていた。






「…………ふぅ、ようやく全部喰いきったか。何時間かかったんだ?」
「さぁ、いつ始めたのかも見てなかったからな。だが最後の方はすっかりグタっちまってたな」
「そりゃ、男に押さえつけられてあんな量のクソ喰わされたんだ。元がどんだけ気の強い女だろうが、従順にもならぁ」
「一時間ばかし前の狂乱振りは、中々に凄かったからなぁ。鬼気迫るっつうか、女の力じゃなかったぜ。
 刑事を組み伏せるにゃ並の覚悟じゃ無理だって、思い知らされたぜ。ッ、まーだ痛みやがる」

男達は、首を抱えられたまま気を失ったような冴月を見ながら語る。
彼女は、その顔はおろか上半身至る所が、糞便と吐瀉物の混合物に塗れていた。
口内には歯茎にまで隙間無く汚物が詰められ、口を開いているにもかかわらず歯が見えないほどだ。
瞳はうすく開いてこそいるが、何かを見ている様子はない。
彼女はまるで壊れた人形のように、男にもたれ掛かっているだけの状態にあった。

「さて、まだ朝までは時間があるな。ビデオも残ってる事だ、次はこいつのアナルでも犯してやるか。
 残ってる下痢便を掻きだしながらのアナルファックだ。
 こいつはスタイルがいいから、クソ塗れでも映像的に映えるぜ」
「ほう、そいつはいい。たっぷりと喰わせた糞が、身体ン中通ってケツから出てくるかもな!」

力なく倒れ付す冴月の遥か情報で、男達は楽しげに悪意の相談を交わす。
冴月は滲む視界でかろうじてその姿を捉えながらも、赦せない、という気持ちにならない自分に気付いていた。
恐ろしい。身体が動くならば這いずってでも逃げ出したい。そうとしか思えなくなっている。
そのような弱った心で、これからの責めに耐え切れるのか。

朝はまだ遠い。
冴月は、『アイスピック』とも喩えられた鋭利な女刑事は、身体が小さく震えだすのをどうしても止められずにいた。


         
                          END