※オールスカトロ、大注意
奏陽子の定期連絡が途絶えたのは、昨日の夕方だ。
陽子は某国外務省直属の極秘捜査官で、マフィア絡みの犯罪を追う捜査チームの一員だった。
長い黒髪と整った顔立ちをした、美しい日本人。
チームでは主にそのルックスを活かし、名を偽った上で組織構成員との交渉役を担う。
捜査は長い時間を掛けて行われた。
陽子はその中で、何度も構成員と肉体関係を持つこととなる。
情報を得るため設けた酒の席で、浴びるほどにカクテルを飲まされ、
仲間に内線を通じさせたままで抱かれる。
時には六人以上の人数に輪姦されている事もあるようだった。
陽子は娼婦さながらの巧みな技術を用いて男を悦ばせ、
しかし最後には演技でなく感じ入ったような艶かしい声を上げながら耐え忍ぶ。
そうして一夜が明けた後には、涼しげな顔をして仲間の乗る指令車に戻り、
男達と粘膜で触れあいながら聴き出した情報を語り始める。
その情報は、毎度必ず捜査に進展をもたらした。
中間達はそれに感謝をしながらも、陽子の身を案じていた。
報告を行う陽子の顔は涼やかで、口調も淡々とした機械的なものだ。
しかし彼らは、内線を通じ、彼女が何度となく絶頂を迎えたと告白する様を、
もうやめて欲しいと哀願する様を耳にしている。
その乱れようが演技なのか、或いは淡々と報告する顔が羞恥からの強がりなのか。
仲間である男達にさえそこの見当が付かない。
それは捜査官としては頼もしいが、人間としては薄気味悪くさえ思えるものだった。
やがて数ヶ月の後。
陽子の人脈にいよいよ組織の大物が加わり、捜査も佳境に入った頃。
陽子は組織幹部の一人から自宅へ招かれる栄誉を得た。
わざわざ家へ招くという事は、改まって腹を割った話をしようという意思表示だ。
当然、陽子はそれを快諾する。
しかしその幹部の男は、女に対して変態的な趣向を持つ人物だとの情報もあった。
特に美女の排泄物が至上の好物ともされている。
そのような人物の自宅に招かれれば、女の地獄を味わう事は間違いない。
しかし陽子は、それで引くような芯の弱い女性ではなかった。
むしろいつも以上に凜とした表情で、背を伸ばして指令車を後にした。
ロングコートの襟元に小型の無線機を忍ばせて。
数時間の後、陽子は薄暗い地下室に繋がれていた。
壁は一面石造りで、あちらこちらにポールダンスをするような鉄の棒が設置されている。
天井からは色とりどりの縄が垂れ下がり、唯一の光源である壁面下部からの仄白い光に照らされる。
そして何より異常なのは、その床の一面がガラス張りで出来ており、地上でなされるあらゆる行為を映し出している事だった。
陽子の身にはショーツだけが残されていた。
腕も、乳房も、腹筋も、脚線も、局部を除くすべてを晒すがままだ。
両手首は万歳をするように天井からの赤い縄で吊るされている。
他に変わった事としては、白い腹筋から重苦しい唸りのような音が漏れてもいた。
「うく……く」
唸りが大きくなるにつれ、陽子の唇から声が漏れる。
苦しいのだろう。美しい顔と腋の下には、はっきりと見えるほどの汗が浮いている。
原因は、彼女の踵の近くを見れば明らかとなった。
金でできた洗面器にガラス式の浣腸器が立てかけられ、グリセリンの瓶が脇に置かれている。
グリセリン浣腸を受けたのであろう事は明らかだ。
「うンッ……は、くっ……」
陽子は痛烈な排泄感に苛まれながらも、なお捜査官らしい凜とした表情を崩さない。
斜め下を向く表情には隙のなさと寒風のような鋭さが同居し、男の視線を釘付けにする。
なるほど、用心深いマフィアの構成員が次々と篭絡されるはずだった。
陽子の正面に立つ男は、その毅然とした態度に顔を綻ばせる。
小太りで頭の半ば禿げ上がったこの男が、この館の主、つまりはマフィアの幹部なのだろう。
「……そろそろ浣腸を施してから20分。中々によく堪えるものだ。
食事の時にも説明したが、お前がディナーと共にこまめに服用した錠剤には、
消化活動に働きかけて排泄物そのものの容積を増し、さらにそれを膨らませる作用がある。
その総量たるや、一ヶ月全くの排泄をしなかった場合と同程度。
あれから4時間あまり……もはやお前の十二指腸はおろか、小腸の一部にまで排泄物が詰まっているだろう。
出しても出しても終わらんぞ」
小太りの男は余裕の態度で陽子を眺めながら、その顎に指を掛けて顔を上げさせ、凛とした瞳を覗きこむ。
男に取り入る必要のある陽子には、その視線を避ける事は許されなかった。
苦悶に震えながらも男と目線を交し合い、やがてさらに10分近くが経った頃、ついに決壊が訪れる。
「ンぐぅっ!!!!」
陽子が目を見開きながら膝を擦り合わせ、内腿に力を込める。
その直後、凄まじい破裂音が臀部から響き渡った。
まず異臭が立ち込める。
次いで陽子のすらりとした脚の間から、茶色い汚液が滴り落ちていくのが見える。
さらに唯一身に着けていたショーツが、繁みを覗かせるほどにずり落ちた。
陽子の背後に回れば、ショーツの後ろがまるで石を詰めた麻袋のようになっているせいなのだと解る。
小太りの男はそのショーツの惨状を嬉しげに見やっていた。
「どうかね、良い歳をした美しいレディである自分が、“お漏らし”をしてしまった気分は。
屈辱と羞恥に混じって、妙な開放感があるだろう」
男はそう良いながら陽子の髪に指を絡ませ、押し込んで下を向かせた。
直視しがたい現実が鏡に映り込んでいる。
純金の洗面器とガラス浣腸器、それに浴びせかかる形での茶色い下痢状の便。
茶色い液溜まりを踏みしめる形の足首、すっと汚液の線が伸びる脚線、穢れを滲ませながら歪に膨らんだ下着。
小太りの男がショーツを腿の半ばまでずり下げれば、いよいよ股布にこんもりと乗った汚物が露わになる。
その一部は股布と腿の間をすり抜けるように滑り落ち、ガラスに映る陽子の秘部を覆い隠した。
「……お尻が気持ち悪いわ。早く処理をしてちょうだい」
陽子は努めて冷静な態度で男に告げた。
まるで排泄ぐらいどうということもない、と言いたげに。
しかし何も感じていない筈はない。
絹糸のように艶めく黒髪や、女らしさを損なわないままによく鍛え込まれた腹筋、神経質なほどに揃えられた恥毛。
そこに見て取れるのは、陽子という女がもつ美しさへの徹底的なこだわりだ。
仕事柄だ、という見方もあるかもしれない。しかし公私の別なく、外見にこだわる行為にはプライドが付き纏う。
そのプライドを強制排便という恥辱的な行為で穢されて、心中穏やかであろうはずがない。
「これからが楽しみだな」
小太りの男はそうした女の心理を熟知しており、ゆえに嗤った。
陽子の頬がほんの僅かに引き攣るほどの醜悪さで。
一旦床と陽子の下半身が清められた後は、手首を吊るす格好をそのままに別の責めが行われ始めた。
幹部の男の子飼いと思しき男が、陽子の足元にしゃがみ込み、排泄の孔に器具責めを課す。
用いられるものは、膣用のバイブレーターと、真珠がいくつも連なったような棒状の器具。
男はバイブレーターを唸らせて陽子の前の孔を蕩かしながら、真珠状の棒を尻穴に出し入れする。
陽子は手を吊るされたまま、脚を肩幅より広く開いてそれに耐えていた。
「んっ……く、ふんんっ……!!」
陽子は唇を噛みしめるようにして声を殺していた。
つまりはそうする必要があるほどに、責めに何かを感じているという事なのだろう。
手の平で掴めば、簡単に形を変えてしまう白く柔らかな尻の肉。
そのちょうど渓谷に当たる部分に真珠の棒が出入りしている。
男が言った様に、陽子の腸の中には所狭しと便が詰まっている状態だ。
一度グリセリン浣腸で直腸の分を出し切ったとはいえ、
腸の蠕動によってすぐにまた新たな汚物が十二指腸の幽門を越えてくる。
その状態での尻穴責めは、それはえげつないものだった。
パール状の物体が引き抜かれるたび、珠の尻穴側の方にべっとりと汚物の付着している様が見える。
何度も抜き差しされると、その半液状のものは膣を苛む方の男の手に滴り、そこからさらに床のガラスへと飛沫を散らす。
責め手の男も意地が悪いもので、何度も連続して責め具を抜き差しし続ける最中で、
不意に責め具の動きを止める事があった。
陽子の初々しい肛門は、その動きに対応しきれずになおもひくっ、ひくっと蠢いている。
珠の冷たく無機質な感触だけが感じられる状況。
それに耐え切れず、陽子が下を向けば、そこには汚液を散々に掻き出され、尻穴から噴き出させている惨状がある。
その光景は陽子を確実に追い詰めているはずだった。
また、純粋に尻穴調教として見ても油断ならない状況だろう。
膣の方をバイブレーターで抉りまわされながら、尻穴に異物を抜き差しされる。
その薄皮一枚隔てただけの刺激は、脳に至る過程で簡単に交じり合い、尻穴の快感として伝わる。
特に延々と排便を繰り返すような、確実に物が出て行く感覚を伴いながらの責めは痛烈に脳に刻み込まれるはずだ。
「随分と心地良さそうな事だな。蜜壷を掻きまわされながらのアナル責めは効くだろう」
いつの間にか陽子の傍に立っていた小太りの男が言葉を掛ける。
陽子はその瞬間、潤みかけていた瞳を何度か瞬かせ、毅然とした瞳に戻した。
「退屈だわ。セックスの方がずっとまし」
淡々とそう語る陽子の顔へ、男の半笑いの表情が粘りつく。
「ほう、その割にはよく秘部を濡らしているようだが……まぁいい。
もう少し立派なものに変えてやれ。それでは感じんそうだ」
男が責め手に告げると、男は無表情のままに責め具を引き抜き、一回り太い物にローションを塗していく。
それが尻穴へと埋め込まれ、勢いよく引き抜かれた瞬間。
「ぐっ!!」
陽子の口から明らかな声が漏れ、両の足指が丸め込まれる。
「直径が1cm太くなるだけで、感じ方も大分違ってくるらしいな」
小太りの男はそう言いながら、新たな快感に戸惑う陽子を観察し続けた。
「……よし、そろそろ左脚を上げてみろ」
反応が薄くなると、そうして新たに命令を下しもする。
陽子は言われるがままに左脚の膝を曲げ、右足一本で立つ状態での二孔責めを余儀なくされた。
「ぐ、うううっ!!!」
姿勢が不安定になることで腹圧も強まり、腰に力を入れざるを得ないために括約筋の刺激も増す。
「うう、あうっ!!」
軸足である右の太腿が筋張りながら痙攣し、健康的な土踏まずがより床から遠ざかるように反る。
「おうおう、ドロドロになってきたな」
小太りの男は、開かれた脚の間を覗きこみ、秘部を凝視しながら呟いた。
「…………ッ!」
陽子は凛とした態度を保とうとするが、秘部のバイブレーターが柔肉の割れ目から飛沫を飛ばし、
桜色の蕾からブリブリと音を立てながら太い責め具が抜き差しされる状況は、どうする事もできなかった。
恥辱はそれからも続いた。
仰向けに寝転がる格好の陽子の脚を、背後の男が肩につくまでに引き寄せる。
そうして晒された肛門へ、何度もローションを付け直しながらの指責め。
男の2本指を使っていよいよ肛門性感を覚え込ませると共に、ローションを尻穴内部へ染みこませる事が目的のようだった。
そうして肛門が充分なローションで満たされると、その菊輪には蛇口にも似た器具が取り付けられる。
息むたびに肛門の器具から少量だけ排便できるようになった陽子は、床のガラスに引かれた和紙の上に映される。
「さて、ではその紙の上に、美女の糞便で以って名でも記して貰おうか。
日本人ならば習字などお手の物だろう?」
小太りの男がそう告げると、陽子は従うしかない。
両の手のひらを紙に突き、震えのきはじめている両脚をつま先立ちにしながら必死に腹部へ力を込める。
そうして少量ずつ出て行く便を視認し、自分の語っている偽名の綴りを思い出しながら腰を動かした。
「はっ……はあっ……はああっ…………」
呼吸も、発汗も酷い。陽子が精神的にかなり追い詰められている事は明らかだった。
名前を記し終えても、汚辱の宴は終わらない。
陽子はガラス床の上に四つ足で這うようにさせられ、延々と浣腸を受けていた。
暴れるのを防止するためか、肩口を押さえ込まれ、足指をぴんと張らせた下半身に、何度も何度も浣腸を施される。
すでに陽子の腹部は膨れ上がり、妊娠したかのようになって垂れ下がっていた。
それを床の鏡に映して確認しながら、背後の男は淡々と浣腸を続ける。
「へへ、よくもまぁこんなになるまで我慢ができるもんだぜ」
別の男は膨れ上がった陽子の腹部を撫で回しながら、小馬鹿にしたように告げる。
「ふうっ……ふううーっ……!!!」
陽子はそれらの屈辱に耐えながら、やがて本当の限界が来ると肛門から放物線を描いて汚液を飛ばした。
さすがに最初に比べると薄いものの、なおしっかりと赤茶色の付いた汚液。
それは美しい女捜査官の身体を穢しながら、勢いよく噴出しはじめた。
「はは、壮観じゃ、壮観じゃ」
小太りの男は椅子に腰掛けながら、満足げにその様子を見守っていた。
朝が来る頃になっても、陽子は肛門を犯され続けていた。
数人の若い男から、入れ代わり立ち代わり肛門に逸物を捻じ込まれ、下痢便を漏らしながらアナルセックスを繰り返す。
「おおおっ、いいっ!!!おおおぉぉおお、おしりいいいぃっ!!!!!!
だめ、気持ち…いいっ!!うんち漏らしながら、おしりで、セックスするなんて……
こんなの、こんなのぉ、知らな……あう、んひぃいいいいっっっ!!!!!」
度重なる恥辱と快感に、とうとう堪えきれなくなったのか。
陽子はそれまで発したことのないような獣じみた声で快感を宣言し続けていた。
もはや理性はほとんど残っていないように思える。
本当に任務を続行できるのか、このまま篭絡されて逆に情報を明け渡してしまうのではないか。
狂乱の様子を無線を通じて聴いていた仲間が、そう危惧し始めた頃。
その無線から、妙にはっきりとした声が流れ、仲間達を戦慄させる。
『……さて、聴こえているかな、雌犬捜査官のお仲間諸君。
私の屋敷では、来客の衣服は極秘裏に調査することにしていてね、盗聴などの愚行は見逃さんのだよ。
少々手間取ったが、先ほどようやく逆探知に成功した。
そこを動かずにいたまえ。諸君らの中に女がいるなら、器量次第では次の玩具にしてやろう』
そう下卑た嗤いを含む声がした直後。
指令車の窓を開けたチーム員は、車が既に包囲されている事実に愕然とした。
チーム員には他に女が2人おり、彼女らは顔を強張らせながら、縋るように銃を抜いた。
END
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奏陽子の定期連絡が途絶えたのは、昨日の夕方だ。
陽子は某国外務省直属の極秘捜査官で、マフィア絡みの犯罪を追う捜査チームの一員だった。
長い黒髪と整った顔立ちをした、美しい日本人。
チームでは主にそのルックスを活かし、名を偽った上で組織構成員との交渉役を担う。
捜査は長い時間を掛けて行われた。
陽子はその中で、何度も構成員と肉体関係を持つこととなる。
情報を得るため設けた酒の席で、浴びるほどにカクテルを飲まされ、
仲間に内線を通じさせたままで抱かれる。
時には六人以上の人数に輪姦されている事もあるようだった。
陽子は娼婦さながらの巧みな技術を用いて男を悦ばせ、
しかし最後には演技でなく感じ入ったような艶かしい声を上げながら耐え忍ぶ。
そうして一夜が明けた後には、涼しげな顔をして仲間の乗る指令車に戻り、
男達と粘膜で触れあいながら聴き出した情報を語り始める。
その情報は、毎度必ず捜査に進展をもたらした。
中間達はそれに感謝をしながらも、陽子の身を案じていた。
報告を行う陽子の顔は涼やかで、口調も淡々とした機械的なものだ。
しかし彼らは、内線を通じ、彼女が何度となく絶頂を迎えたと告白する様を、
もうやめて欲しいと哀願する様を耳にしている。
その乱れようが演技なのか、或いは淡々と報告する顔が羞恥からの強がりなのか。
仲間である男達にさえそこの見当が付かない。
それは捜査官としては頼もしいが、人間としては薄気味悪くさえ思えるものだった。
やがて数ヶ月の後。
陽子の人脈にいよいよ組織の大物が加わり、捜査も佳境に入った頃。
陽子は組織幹部の一人から自宅へ招かれる栄誉を得た。
わざわざ家へ招くという事は、改まって腹を割った話をしようという意思表示だ。
当然、陽子はそれを快諾する。
しかしその幹部の男は、女に対して変態的な趣向を持つ人物だとの情報もあった。
特に美女の排泄物が至上の好物ともされている。
そのような人物の自宅に招かれれば、女の地獄を味わう事は間違いない。
しかし陽子は、それで引くような芯の弱い女性ではなかった。
むしろいつも以上に凜とした表情で、背を伸ばして指令車を後にした。
ロングコートの襟元に小型の無線機を忍ばせて。
数時間の後、陽子は薄暗い地下室に繋がれていた。
壁は一面石造りで、あちらこちらにポールダンスをするような鉄の棒が設置されている。
天井からは色とりどりの縄が垂れ下がり、唯一の光源である壁面下部からの仄白い光に照らされる。
そして何より異常なのは、その床の一面がガラス張りで出来ており、地上でなされるあらゆる行為を映し出している事だった。
陽子の身にはショーツだけが残されていた。
腕も、乳房も、腹筋も、脚線も、局部を除くすべてを晒すがままだ。
両手首は万歳をするように天井からの赤い縄で吊るされている。
他に変わった事としては、白い腹筋から重苦しい唸りのような音が漏れてもいた。
「うく……く」
唸りが大きくなるにつれ、陽子の唇から声が漏れる。
苦しいのだろう。美しい顔と腋の下には、はっきりと見えるほどの汗が浮いている。
原因は、彼女の踵の近くを見れば明らかとなった。
金でできた洗面器にガラス式の浣腸器が立てかけられ、グリセリンの瓶が脇に置かれている。
グリセリン浣腸を受けたのであろう事は明らかだ。
「うンッ……は、くっ……」
陽子は痛烈な排泄感に苛まれながらも、なお捜査官らしい凜とした表情を崩さない。
斜め下を向く表情には隙のなさと寒風のような鋭さが同居し、男の視線を釘付けにする。
なるほど、用心深いマフィアの構成員が次々と篭絡されるはずだった。
陽子の正面に立つ男は、その毅然とした態度に顔を綻ばせる。
小太りで頭の半ば禿げ上がったこの男が、この館の主、つまりはマフィアの幹部なのだろう。
「……そろそろ浣腸を施してから20分。中々によく堪えるものだ。
食事の時にも説明したが、お前がディナーと共にこまめに服用した錠剤には、
消化活動に働きかけて排泄物そのものの容積を増し、さらにそれを膨らませる作用がある。
その総量たるや、一ヶ月全くの排泄をしなかった場合と同程度。
あれから4時間あまり……もはやお前の十二指腸はおろか、小腸の一部にまで排泄物が詰まっているだろう。
出しても出しても終わらんぞ」
小太りの男は余裕の態度で陽子を眺めながら、その顎に指を掛けて顔を上げさせ、凛とした瞳を覗きこむ。
男に取り入る必要のある陽子には、その視線を避ける事は許されなかった。
苦悶に震えながらも男と目線を交し合い、やがてさらに10分近くが経った頃、ついに決壊が訪れる。
「ンぐぅっ!!!!」
陽子が目を見開きながら膝を擦り合わせ、内腿に力を込める。
その直後、凄まじい破裂音が臀部から響き渡った。
まず異臭が立ち込める。
次いで陽子のすらりとした脚の間から、茶色い汚液が滴り落ちていくのが見える。
さらに唯一身に着けていたショーツが、繁みを覗かせるほどにずり落ちた。
陽子の背後に回れば、ショーツの後ろがまるで石を詰めた麻袋のようになっているせいなのだと解る。
小太りの男はそのショーツの惨状を嬉しげに見やっていた。
「どうかね、良い歳をした美しいレディである自分が、“お漏らし”をしてしまった気分は。
屈辱と羞恥に混じって、妙な開放感があるだろう」
男はそう良いながら陽子の髪に指を絡ませ、押し込んで下を向かせた。
直視しがたい現実が鏡に映り込んでいる。
純金の洗面器とガラス浣腸器、それに浴びせかかる形での茶色い下痢状の便。
茶色い液溜まりを踏みしめる形の足首、すっと汚液の線が伸びる脚線、穢れを滲ませながら歪に膨らんだ下着。
小太りの男がショーツを腿の半ばまでずり下げれば、いよいよ股布にこんもりと乗った汚物が露わになる。
その一部は股布と腿の間をすり抜けるように滑り落ち、ガラスに映る陽子の秘部を覆い隠した。
「……お尻が気持ち悪いわ。早く処理をしてちょうだい」
陽子は努めて冷静な態度で男に告げた。
まるで排泄ぐらいどうということもない、と言いたげに。
しかし何も感じていない筈はない。
絹糸のように艶めく黒髪や、女らしさを損なわないままによく鍛え込まれた腹筋、神経質なほどに揃えられた恥毛。
そこに見て取れるのは、陽子という女がもつ美しさへの徹底的なこだわりだ。
仕事柄だ、という見方もあるかもしれない。しかし公私の別なく、外見にこだわる行為にはプライドが付き纏う。
そのプライドを強制排便という恥辱的な行為で穢されて、心中穏やかであろうはずがない。
「これからが楽しみだな」
小太りの男はそうした女の心理を熟知しており、ゆえに嗤った。
陽子の頬がほんの僅かに引き攣るほどの醜悪さで。
一旦床と陽子の下半身が清められた後は、手首を吊るす格好をそのままに別の責めが行われ始めた。
幹部の男の子飼いと思しき男が、陽子の足元にしゃがみ込み、排泄の孔に器具責めを課す。
用いられるものは、膣用のバイブレーターと、真珠がいくつも連なったような棒状の器具。
男はバイブレーターを唸らせて陽子の前の孔を蕩かしながら、真珠状の棒を尻穴に出し入れする。
陽子は手を吊るされたまま、脚を肩幅より広く開いてそれに耐えていた。
「んっ……く、ふんんっ……!!」
陽子は唇を噛みしめるようにして声を殺していた。
つまりはそうする必要があるほどに、責めに何かを感じているという事なのだろう。
手の平で掴めば、簡単に形を変えてしまう白く柔らかな尻の肉。
そのちょうど渓谷に当たる部分に真珠の棒が出入りしている。
男が言った様に、陽子の腸の中には所狭しと便が詰まっている状態だ。
一度グリセリン浣腸で直腸の分を出し切ったとはいえ、
腸の蠕動によってすぐにまた新たな汚物が十二指腸の幽門を越えてくる。
その状態での尻穴責めは、それはえげつないものだった。
パール状の物体が引き抜かれるたび、珠の尻穴側の方にべっとりと汚物の付着している様が見える。
何度も抜き差しされると、その半液状のものは膣を苛む方の男の手に滴り、そこからさらに床のガラスへと飛沫を散らす。
責め手の男も意地が悪いもので、何度も連続して責め具を抜き差しし続ける最中で、
不意に責め具の動きを止める事があった。
陽子の初々しい肛門は、その動きに対応しきれずになおもひくっ、ひくっと蠢いている。
珠の冷たく無機質な感触だけが感じられる状況。
それに耐え切れず、陽子が下を向けば、そこには汚液を散々に掻き出され、尻穴から噴き出させている惨状がある。
その光景は陽子を確実に追い詰めているはずだった。
また、純粋に尻穴調教として見ても油断ならない状況だろう。
膣の方をバイブレーターで抉りまわされながら、尻穴に異物を抜き差しされる。
その薄皮一枚隔てただけの刺激は、脳に至る過程で簡単に交じり合い、尻穴の快感として伝わる。
特に延々と排便を繰り返すような、確実に物が出て行く感覚を伴いながらの責めは痛烈に脳に刻み込まれるはずだ。
「随分と心地良さそうな事だな。蜜壷を掻きまわされながらのアナル責めは効くだろう」
いつの間にか陽子の傍に立っていた小太りの男が言葉を掛ける。
陽子はその瞬間、潤みかけていた瞳を何度か瞬かせ、毅然とした瞳に戻した。
「退屈だわ。セックスの方がずっとまし」
淡々とそう語る陽子の顔へ、男の半笑いの表情が粘りつく。
「ほう、その割にはよく秘部を濡らしているようだが……まぁいい。
もう少し立派なものに変えてやれ。それでは感じんそうだ」
男が責め手に告げると、男は無表情のままに責め具を引き抜き、一回り太い物にローションを塗していく。
それが尻穴へと埋め込まれ、勢いよく引き抜かれた瞬間。
「ぐっ!!」
陽子の口から明らかな声が漏れ、両の足指が丸め込まれる。
「直径が1cm太くなるだけで、感じ方も大分違ってくるらしいな」
小太りの男はそう言いながら、新たな快感に戸惑う陽子を観察し続けた。
「……よし、そろそろ左脚を上げてみろ」
反応が薄くなると、そうして新たに命令を下しもする。
陽子は言われるがままに左脚の膝を曲げ、右足一本で立つ状態での二孔責めを余儀なくされた。
「ぐ、うううっ!!!」
姿勢が不安定になることで腹圧も強まり、腰に力を入れざるを得ないために括約筋の刺激も増す。
「うう、あうっ!!」
軸足である右の太腿が筋張りながら痙攣し、健康的な土踏まずがより床から遠ざかるように反る。
「おうおう、ドロドロになってきたな」
小太りの男は、開かれた脚の間を覗きこみ、秘部を凝視しながら呟いた。
「…………ッ!」
陽子は凛とした態度を保とうとするが、秘部のバイブレーターが柔肉の割れ目から飛沫を飛ばし、
桜色の蕾からブリブリと音を立てながら太い責め具が抜き差しされる状況は、どうする事もできなかった。
恥辱はそれからも続いた。
仰向けに寝転がる格好の陽子の脚を、背後の男が肩につくまでに引き寄せる。
そうして晒された肛門へ、何度もローションを付け直しながらの指責め。
男の2本指を使っていよいよ肛門性感を覚え込ませると共に、ローションを尻穴内部へ染みこませる事が目的のようだった。
そうして肛門が充分なローションで満たされると、その菊輪には蛇口にも似た器具が取り付けられる。
息むたびに肛門の器具から少量だけ排便できるようになった陽子は、床のガラスに引かれた和紙の上に映される。
「さて、ではその紙の上に、美女の糞便で以って名でも記して貰おうか。
日本人ならば習字などお手の物だろう?」
小太りの男がそう告げると、陽子は従うしかない。
両の手のひらを紙に突き、震えのきはじめている両脚をつま先立ちにしながら必死に腹部へ力を込める。
そうして少量ずつ出て行く便を視認し、自分の語っている偽名の綴りを思い出しながら腰を動かした。
「はっ……はあっ……はああっ…………」
呼吸も、発汗も酷い。陽子が精神的にかなり追い詰められている事は明らかだった。
名前を記し終えても、汚辱の宴は終わらない。
陽子はガラス床の上に四つ足で這うようにさせられ、延々と浣腸を受けていた。
暴れるのを防止するためか、肩口を押さえ込まれ、足指をぴんと張らせた下半身に、何度も何度も浣腸を施される。
すでに陽子の腹部は膨れ上がり、妊娠したかのようになって垂れ下がっていた。
それを床の鏡に映して確認しながら、背後の男は淡々と浣腸を続ける。
「へへ、よくもまぁこんなになるまで我慢ができるもんだぜ」
別の男は膨れ上がった陽子の腹部を撫で回しながら、小馬鹿にしたように告げる。
「ふうっ……ふううーっ……!!!」
陽子はそれらの屈辱に耐えながら、やがて本当の限界が来ると肛門から放物線を描いて汚液を飛ばした。
さすがに最初に比べると薄いものの、なおしっかりと赤茶色の付いた汚液。
それは美しい女捜査官の身体を穢しながら、勢いよく噴出しはじめた。
「はは、壮観じゃ、壮観じゃ」
小太りの男は椅子に腰掛けながら、満足げにその様子を見守っていた。
朝が来る頃になっても、陽子は肛門を犯され続けていた。
数人の若い男から、入れ代わり立ち代わり肛門に逸物を捻じ込まれ、下痢便を漏らしながらアナルセックスを繰り返す。
「おおおっ、いいっ!!!おおおぉぉおお、おしりいいいぃっ!!!!!!
だめ、気持ち…いいっ!!うんち漏らしながら、おしりで、セックスするなんて……
こんなの、こんなのぉ、知らな……あう、んひぃいいいいっっっ!!!!!」
度重なる恥辱と快感に、とうとう堪えきれなくなったのか。
陽子はそれまで発したことのないような獣じみた声で快感を宣言し続けていた。
もはや理性はほとんど残っていないように思える。
本当に任務を続行できるのか、このまま篭絡されて逆に情報を明け渡してしまうのではないか。
狂乱の様子を無線を通じて聴いていた仲間が、そう危惧し始めた頃。
その無線から、妙にはっきりとした声が流れ、仲間達を戦慄させる。
『……さて、聴こえているかな、雌犬捜査官のお仲間諸君。
私の屋敷では、来客の衣服は極秘裏に調査することにしていてね、盗聴などの愚行は見逃さんのだよ。
少々手間取ったが、先ほどようやく逆探知に成功した。
そこを動かずにいたまえ。諸君らの中に女がいるなら、器量次第では次の玩具にしてやろう』
そう下卑た嗤いを含む声がした直後。
指令車の窓を開けたチーム員は、車が既に包囲されている事実に愕然とした。
チーム員には他に女が2人おり、彼女らは顔を強張らせながら、縋るように銃を抜いた。
END
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